外傷による歯の脱臼
みなさんこんにちは、大阪府は高槻市藤の里町の歯医者、ほほえみ歯科です！
今日は、転んで顔を打ったりした時に起こる外傷。その中で「歯の脱臼」にフォーカスして話をしていきたいと思います。
このようなケースは、骨の柔らかい小児に多いです。成人の場合は子供よりも骨が硬いので歯が抜けずに折れてしまうことが多いからです。
＜種類＞
脱臼には２種類あります
①完全脱臼 歯が骨（歯茎）を逸脱して脱臼してしまったもの
②不完全脱臼（亜脱臼） 歯が骨（歯茎）の中にあるが、本来の位置から少しずれてしまったもの
＜治療＞
歯科としての治療は、まずその歯の審査をした後レントゲン撮影を行い、歯が折れていないか、骨にヒビや骨折がないかなどを調べていきます。
永久歯であれば抜けた歯を元の位置に戻す再植という処置を行います。再植した後固定し、歯が再び歯茎や骨とくっつくのを待ちます。（お子さんがあまりにも小さい場合や、暴れることが多い乳歯の時期では再植できないこともあります。）
歯の状態や年齢にもよりますが、外傷後しばらくして神経が失活（しんでしまう）こともあります。その場合は根の治療を行っていく必要がでてきます。
この再植を成功させるために大切になってくるのが「歯根膜をいかに元気な状態で保存できるか」です。
歯根膜は歯の根の周りを覆っている繊維組織です。この組織は乾燥にとても弱くすぐにしんでしまうのです。
なので、歯が抜けてしまった後はそのまま手にもって運ぶのではなく、「牛乳」「保護者の方のお口の中」「生理食塩水」などに保管してかかりつけの歯医者さんを受信しましょう。（お水はダメージを与えてしまうのでつけないようにしてください。）
大阪府高槻市藤の里町のほほえみ歯科では外傷にも対応できる設備を整えていますので、何かありましたらいそいで受診していただければと思います。
