お子さんのむし歯の原因
お子さんのむし歯の原因
ママ、パパがお子さんの歯磨きをしているときにふと気づく黒い点。
歯医者さんにいったらむし歯だった…なんてことがあったりします。
普段気をつけて甘いものを食べないようにしていてもむし歯になってしまう原因をお伝えします。
むし歯の原因は甘いものだけじゃない…!
お子さんに甘いものを飲み食いさせている意識はなくても、気づかないうちに糖質を摂取しすぎてむし歯になるケースが非常に多くあります。
また、むし歯の原因は糖質の摂取のしすぎの他に、摂取頻度も関係してきます。少量でも、お口の中に糖質が留まる時間が長ければ長いほど、むし歯になるリスクは高まります。時間をかけて食べるアメやソフトキャンディなどはむし歯の原因になりやすいものです。
その他、食べ物や歯磨きに気をつけてもむし歯になってしまう場合は、お口の中で増えたミュータンス菌という細菌が原因の可能性もあります。ミュータンス菌を減らすには、食生活を見直し、お口の中のむし歯をきちんと治して、歯磨きの方法を見直す、など総合的な改善が必要になってきます。
むし歯の原因の盲点
『だらだら食べ』
同じ糖質の量でも一度に摂取するよりもだらだら食べをする方がむし歯になる可能性は高くなります。お口の中に糖質が留まりやすいアメやソフトキャンディなどはだらだら食べになる代表です。その他にもテレビや動画などをみながらお食事をすると時間がかかってしまいだらだら食べになってしまいがちです。また、幼児期の胃が小さく1回の食事量が少ない時は食事以外の時間でおやつを食べて1日の栄養を補う必要がありますが、時間を決めずに何度もおやつを食べてしまうとだらだら食べのようになってしまいます。
『意外!糖分の多いもの』
体に良さそうなスポーツドリンクや乳酸菌飲料には砂糖がたっぷり入っています。ケチャップやウ スターソースなど味の濃い調味料も、糖質の含有量が高いものになります。また、菓子パンや缶詰 の果物は糖質が極めて高いものですが、とても食べやすくなっているため食べ過ぎには気をつけないといけません。
『ペットボトル症候群』
ジュースやスポーツドリンクなど、糖分を大量に含む清涼飲料水を飲みすぎてしまうことで起こる症状です。糖分の大量摂取で高血糖になり、そこからくる喉の渇きでまた清涼飲料水を飲んでしまうことを繰り返してしまいます。最悪の場合、高血糖症状(全身のだるさ、眠気など)が起こり、倒れてしまうケースもあります。喉が渇いたら清涼飲料水ではなく、お茶やお水を飲むようにしましょう。
糖分を摂取する時間が長ければ長いほどむし歯になりやすいお口の中を作っていくことになります。お子さんにとっておやつの時間は1日の栄養を補うために必要な時間ではありますが複数回に渡り糖質を摂取するとむし歯になりやすくなってしまいます。おやつは決まった時間に、決まった量を食べさせるようにしましょう。