インプラントか部分入れ歯か迷ったら
みなさまこんにちは、ほほえみ歯科です。
歯が欠損した場合、インプラントか入れ歯かブリッジという治療方法があります。
今回は、インプラントと部分入れ歯で迷った場合に沿ってお話しします。
美味しくご飯を食べるためには、しっかりとした歯が必要です。
「しっかりと食べられるポイントは歯根の有無」
天然歯では歯根で咬む力を負担します。歯根は骨の中に埋まっており、歯根と骨の間には歯根膜があります。歯根膜はクッションのような役割をして、咬む力を調節します。
部分入れ歯には歯根がないため、欠損部分の歯肉や金具を掛けた歯で咬む力を負担します。 柔らかい歯肉では、咬む時に部分入れ歯が沈み込みます。そのため最大咬合力や食べ物を咬む効率が天然歯の40%程度になります。
インプラントでは人工の歯根で咬む力を負担します。骨に直接埋まっている人工の歯根は、咬む時に沈み込みがありません。また骨との間には歯根膜がなく、最大咬合力は天然歯以上の力になり、食べ物を咬む効率も天然歯に比べ80%以上となります。
しかし歯根膜のないインプラントでは咬む力が調節できず、咬み合う歯をいためる可能性があります。
「見た目の自然さのポイントは金属が見えないこと」
部分入れ歯は取り外し式で、口腔内に維持するための金属の留め金が必要になります。この留め金の金属色が入れ歯の審美性を損ないます。
天然歯における被せ物の治療と同様に、インプラントでは人工の歯根に被せ物を接着します。白い被せ物で治療すれば、金属が見えることもなく、自然な口元になります。
またしっかり咬むことにより口の周囲の筋肉も鍛えられアンチエイジングの効果もあると言われています。
「スムーズな会話に繋がるポイントは、舌の動きを邪魔しない構造」
入れ歯にはピンク色の床と呼ばれる部分や留め金が必要になります。また片側にしか欠損部分がない場合も、入れ歯の安定を図るために、反対側まで金属を伸ばす必要があります。これらの装置が舌の動きを阻害し、しゃべりづらさの原因になります。
骨に埋め込まれた人工の歯根に被せ物を接着するインプラントでは、舌の動きを阻害する余計な装置が一切ありません。歯の形・大きさ共に天然歯に近い状態になり、違和感なくしゃべることが出来ます。
「天然歯に近い感覚がより美味しく食事ができる」
インプラントは審美性、機能性ともに天然歯に近い状態になります。
インプラントの被せ物は形、大きさ、色など天然歯と同様に作製できます。入れ歯に必要な留め金はなく、金属が見えることはありません。また入れ歯のような違和感はなく、大きな口を開けて笑い、家族や友達との楽しい団欒を過ごすことができます。仕事においても、余計なことを気にすることなく自信を持って話すことができます。
食べ物をしっかり咬めるということは、
・消化吸収が促進され、栄養をしっかり摂取でき、全身の健康状態を良くします。
・食べ物より出る味物質の量を増加させ、食事が美味しくなります。
・脳の活性化や顔の筋肉が鍛えられることによるアンチエイジングの効果もあります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。