フッ素の働きとは?

こんにちは。

本日は、フッ素の働きについてお話しします。

「フッ素の主成分は?」

実は、フッ素の主成分は、ミネラルの一部と言われています。

フッ素は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に含まれており、

ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない必須の栄養素に位置付けられています。

ただ、フッ素は単体ではなくナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」

カルシウムと結びついた「フッ化カルシウム」など必ずほかの物質と結びついて存在しています。

毎日の食事で意識して、フッ素が含まれる食品を摂るようにしましょう。

「フッ素にはどのような効果があるの?」

①歯を強くする

フッ素が歯の表面に作用して強い結晶となり、虫歯菌が作り出す酸から歯を守ってくれます。

②抗菌作用で歯を守ってくれる

フッ素の持つ抗菌作用が虫歯菌にも働きます。

虫歯菌が活動しづらくなって酸を作れなくなることで歯を守ります。

③歯を再石灰化する

虫歯菌によって作られた酸が歯を溶かし始めた場合、

唾液中のミネラルの歯への沈着を促すことで歯を修復します。

この働きを再石灰化作用とよんでいます。

つまり、初期虫歯はこれで治ってしまうことがあります。

「フッ素塗着に最も効果的な時期は?」

フッ素を塗って一番効果の高い年齢は新しい歯が生えてくる時期と言われています。

具体的には、乳歯の場合生後6ヶ月頃から2歳半頃まで、永久歯の場合は6歳から15歳頃までです。

生えたての歯は質がまだ弱く、虫歯に非常にかかりやすくなっているため、

この時期は積極的にフッ素を塗ったほうがよいでしょう。

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