乳歯から永久歯へ

こんにちは。

子どもの歯が生え変わる時期になると、不安になる方や、

乳歯の抜ける順番など歯について気になる方も多いと思います。

事前に乳歯や永久歯の違い、歯の生え変わり時期などを知っておくと良いでしょう。

今回は子どもの歯の生え変わり時期や、生え変わりの時の注意事項についてお話していきます。

乳歯と永久歯の違い

まずは乳歯と永久歯の違いについてお話します。

「本数」

乳歯と永久歯の本数は異なり乳歯は全部で20本、永久歯は28本あります。

親知らずを含めると全部で32本ありますが、親知らずは全く生えない方も多いため、

永久歯は28本とするのが一般的です。

「色味」

乳歯の色は白色に近いですが、永久歯は黄色味を帯びた色になります。

これは歯の表面のエナメル質の内側にある黄色い象牙質の色が透けて見えるからです。

「大きさ」

乳歯よりも永久歯の方が一回り大きくなり、歯の表面のエナメル質も厚みが2倍になります。

また乳歯は柔らかいのに対して永久歯は硬いのが特徴です。

「生え変わる時期」

乳歯は生後7~8ヶ月頃から下の前歯から生え始め、上の奥歯が最後に生えてきます。

乳歯が生える順番には個人差がありますが、

一般的に上顎も下顎も前歯から奥歯の順番で生えることが多いです。

「乳歯が抜ける時期」

まず6~7歳頃から下の前歯が抜け始め、7~8歳頃に上の前歯が抜けることが多いです。

もちろん個人差はあり、1度に2本抜けるといったこともありますので

あまり神経質にならないようにしましょうね。

生え変わり時期の注意事項

「早めに抜歯しない」

まだ少ししかグラグラしていないのに無理矢理抜いてしまうと周りの歯肉を傷付けたり、

乳歯が折れたりすることがあります。

歯が揺れ始めたら歯科医院での経過観察や必要に応じて抜歯を行いましょう。

「乳歯の虫歯は治療しておく」

永久歯は乳歯の下で成長するため乳歯が虫歯のまま放置すると、

永久歯も虫歯になりやすくなります。

また、虫歯により早い段階で乳歯が失われてしまうと両隣の歯が倒れてきてしまい、

永久歯の生えるスペースが得られず、歯並びが悪くなったりとさまざまな悪影響を与えることがあります。

「生えたばかりの永久歯の虫歯に注意する」

永久歯は乳歯よりも丈夫ですが、生えたばかりの永久歯は比較的弱く、

虫歯になりやすいという欠点があります。

歯科医院でフッ素を塗ることで強化することもできますので、

ご自宅でのケアにプラスしてフッ素塗布をおすすめします。

「永久歯が生えてきているのに、乳歯が抜けていない場合」

乳歯が抜けない原因には永久歯の成長が遅れている、

本来生えてくるはずの永久歯が埋まっているなどが挙げられます。

処置は主にレントゲンなどの検査や、必要に応じて乳歯を抜歯します。

永久歯が生えてきているのに乳歯が抜けていない場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。

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