夜中に突然歯が痛む時の対処法
こんにちは。ほほえみ歯科です。
「夜中になると歯が痛みだした!!」
こんな経験はありませんか?
夜に痛むのはいくつか理由があります。
①横になり、頭の血流量が増加する
私たちが活動的な日中は、重力によって血液が下へ下へと流れていきます。
しかし夜は、寝転がってテレビを見ることもあるでしょうし、寝るときは当然横になります。
血液が頭部へと流れ込み血管が膨張すると、その近くにある神経が圧迫され、
それまで隠れていた痛みが表出しやすくなります。
②リラックスするため副交感神経が活発になる
日中に優位になり血管を収縮させるなど身体の調節をしてくれるのが、交感神経です。
対して夜は、血管の拡張などを促進する副交感神経が優位になります。
そのため、痛みなどの症状を感じやすくなります。
「原因と対処法」
まず、夜中に歯が痛み出した時にしてはいけないことは以下の通りです。
・患部を触る
歯が痛むときには、ついつい、痛む患部を手で触ったりしてしまいますが、
痛む患部を触っても歯痛がなくなる訳ではなく、むしろ患部に刺激を与えてしまい、
痛みがよりひどくなってしまうケースもあります。
また、舌先で確認するようにして触れるのも刺激になってしまいますのでNGです。
歯が痛くても、患部には触れないようにしましょう。
・入浴をする
身体がお湯の中につかる入浴は体温が上がり歯の痛みが増します。
これは、入浴によって患部の血行が良くなることで血流が増えてしまい、
血流が増えた血管が神経を圧迫して痛みが強くなるためです。
歯が痛むときには入浴は控え、ぬるめのお湯でシャワーを浴びるのがおすすめです。
・お酒やタバコ、辛い食べ物を食べる
アルコールやタバコ、辛い食べ物は患部を刺激してしまい、痛みが強くなります。
これらの刺激物は摂取することで歯の痛みを長引かせてしまうケースもありますので、
歯が痛いときには控えましょう。
「一時的に痛みを抑えるには?」
・市販の痛み止めを飲む
口をゆすいでも歯痛が止まらないときには、
市販されている飲み薬タイプの痛み止めを飲むことで痛みを一時的におさえることが出来ます。
ただし、市販薬の痛み止めは歯痛の原因そのものを治している訳ではなく、
あくまでも痛みを一時的に止めているだけですので、
歯科医院で治療を受けずにずっと痛み止めを飲み続けるだけで放置するのはNGです。
・患部を冷やす
歯が痛む場合はほとんどのケースで歯の神経が炎症を起こしているため、
炎症を鎮める効果のある氷や冷たい濡れタオルを痛んでいる患部に当てることにより、
患部周辺の血の巡りをおだやかにして痛みを鎮めることが出来ます。
このとき、患部に氷が直に触れてしまうと痛みが増すことがありますので注意しましょう。