歯医者の麻酔にはどんな種類があるの?

こんにちは、ほほえみ歯科です。歯医者での治療の際、麻酔をした経験はありますか?実際どのような種類があり、どのように使い分けているのか、お話しします。

「歯医者の麻酔の効き目は短くて10分・長くて6時間程度」

歯医者で使われている麻酔の持続時間には、浸潤麻酔法と伝達麻酔法、表面麻酔法の3種類あり、それぞれ効き目の持続時間は異なります。一般的な浸潤麻酔法の効き目の持続時間は2〜3時間で、伝達麻酔法の場合は4〜6時間です。表面麻酔法であれば、10〜20分ほどで麻酔が切れるでしょう。

浸潤麻酔法

浸潤麻酔法は虫歯の治療から親知らずの抜歯まで、歯医者で幅広く使われる麻酔方法です。痛みを取り除きたい部分の歯茎に麻酔薬の入った注射をします。注射自体の痛みを軽くするために、細い注射針を使用したり、表面麻酔を行うケースもあります。浸潤麻酔法の効力は2〜3時間持続しますので、その間の食事は控えてください。また、麻酔の持続時間には個人差があり、一般的な持続時間を過ぎても痺れが残っている場合は、痺れが治るまで食事は控えましょう。

伝達麻酔法

伝達麻酔法は、浸潤麻酔法より広範囲で麻酔を効かせたいときや、麻酔が効きにくいケースで使われる麻酔方法です。脳とつながっている神経の途中の部分に麻酔をすることで、そこから先の部分の感覚をしびれさせるため麻酔が効き始めるのに時間がかかり、麻酔の持続時間も長めです。麻酔の持続時間は個人差があり、麻酔が切れるまで半日近くかかるケースもあります。麻酔から覚めるまでは食事は控えましょう。

表面麻酔法

表面麻酔法は麻酔の注射前に注射の痛みを軽減するためや、ぐらぐらの乳歯を抜くときなど軽い麻酔に使わている麻酔方法です。歯茎に麻酔薬を塗り、歯茎の表面だけ痺れさせます。表面麻酔法を単体で使用するケースは少なく、ほとんどが浸潤麻酔法の前に使用されています。

「麻酔が効いているうちの食事は要注意」

麻酔が効いている間に食事すると、間違えて舌や頬の裏を噛んでも痛みを感じにくく、知らぬ間に大ケガしてしまうかもしれません。また、熱いものを食べた時の感覚も麻痺しているので、火傷にもつながります。麻酔の効き目が切れてからも、しばらくは柔らかめであまり噛まずにすむような食事がおすすめです。

「麻酔に関して不安のある方は事前にご相談ください」

歯医者の治療では、痛みを抑えるために麻酔が使われるのが一般的ですが、麻酔の注射をする痛みも不安な人や、長時間麻酔が続くことに不安を感じる人は治療前に歯科医に相談をおすすめします。歯医者によっては対応が難しいケースもあるでしょうが、痛みや不安を我慢する前にまずは相談しましょう。

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