歯磨き粉の役割
こんにちは、ほほえみ歯科です。
毎日の歯磨きの際、どんな歯磨き粉を使っていますか?
今回は、歯磨き粉の役割や効果についてお話しします。
「歯磨き粉とは?」
歯磨き粉(ここでは歯みがきとします)を使うことで、効果を期待するのに一番多いのはむし歯予防ではないでしょうか? 歯みがきは歯を磨く時に使用されますが、一般的にチューブ入りのペースト状のものを練り歯みがきと呼びます。 以前は、粉状の歯みがきを使っていたのでなごりで「歯磨き粉」と呼んでいますが、現在はほとんどが粉状ではなくペーストタイプなので「歯みがき」または「歯みがき剤」と呼ばれるようになりました。
「歯みがきを使うとどんな効果があるの?」
皆さんが日頃、歯をみがく時に、歯みがきに含まれる、薬用成分を効果的に利用することでむし歯や歯周病の予防をすることが可能になります。その他にも、下記の効果が期待できます。使わないで磨くよりも、キレイな歯を長く保つ手助けとなるので、できれば使用することをお勧めします。
歯みがきの効能・効果
①むし歯の発生と進行を防ぐ
②歯の着色を防ぐ
③歯を白くする
④口中を浄化する
⑤口臭を防ぐ
⑥歯周病を防ぐ
⑦タバコのヤニを付きにくくする
「歯磨き粉を使うメリット」
丁寧に時間を掛けて歯磨きができる
歯磨き粉には泡立ちを良くするための発泡剤や爽快感を与えるための成分が含まれています。発泡剤が多く含まれた歯磨き粉は口の中が泡でいっぱいになりやすく、歯も見えにくくなるため磨き残しができやすい場合があります。
また、爽快感が得やすいために磨き残しに気づきにくかったり、歯を磨いた気になってしまったりすることもあります。これらから、歯磨き粉を使わない方が歯が良く見えて磨き残しが起こりにくく、丁寧に時間を掛けて歯磨きができます。
しかし、歯磨きの時間が短い人は歯磨き粉を利用してもしなくても十分に磨けていない場合が殆どで、発泡剤の少ない歯磨き粉を使い、時間を掛けて歯磨きを行うことが重要です。
特に、磨き残しが多い方は、歯磨き粉に含まれる殺菌成分や虫歯予防成分などで足りない部分をカバーするということも必要な場合があります。
「使わないとどんなデメリットが?」
歯磨き粉の薬用効果が得られない
歯磨き粉には多くの場合、虫歯や歯周病、口臭を予防する薬用成分が配合されています。
商品によっては、知覚過敏予防の効果やホワイトニング効果をもつ歯磨き粉もあります。
歯磨き粉を使わない場合、歯磨きでこれらの効果を得ることが出来なくなります。
大人になると歯肉が下がって歯の根の部分が露出してきますが、露出した歯の根元は特に虫歯になりやすいといったリスクがあります。
金属やレジンなどの人工の歯や詰め物をした歯の境目から再び虫歯になることもあるため、虫歯予防効果のある歯磨き粉の使用はとても大切です。
爽快感が得られない
歯磨き粉を使わない場合は歯磨き粉特有の爽快感を得られません。
しかしその爽快感から、しっかりと歯を磨けていなくても歯を磨いた気になってしまうことがあるため、隅々まで丁寧に歯磨きを行う事がやはり重要と言えます。