歯科で行うホワイトニングの種類と選び方
こんにちは!ほほえみ歯科です!

歯科で行うホワイトニングの種類と選び方
はじめに
美しい白い歯は、健康的で魅力的な印象を与えるだけでなく、自信を高める重要な要素です。年齢とともに、またはコーヒー、紅茶、赤ワインなどの色素の強い飲食物、喫煙などの生活習慣によって、歯の色は徐々に黄ばんでいきます。そのような変色に対処するため、歯科医院では様々なホワイトニング処置が提供されています。本稿では、歯科で行われる主なホワイトニングの種類とその選び方について詳しく解説します。
歯の変色メカニズム
ホワイトニングの種類を理解する前に、まず歯がなぜ変色するのかを知ることが重要です。歯の変色には主に以下の3つのタイプがあります:
- 外因性変色:コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコなどによる表面的な着色
- 内因性変色:歯の内部構造の変化による変色(加齢、薬剤の影響、外傷など)
- 先天性変色:歯の形成時の問題による変色(テトラサイクリン系抗生物質の影響、フッ素症など)
ホワイトニングの効果は変色のタイプによって異なるため、適切な処置を選ぶためには、まず自分の歯の変色タイプを歯科医に診断してもらうことが重要です。
歯科で行うホワイトニングの種類
1. オフィスホワイトニング(歯科医院内ホワイトニング)
オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門家が行う最も一般的なホワイトニング方法です。
特徴:
- 即効性:1回の施術で効果が実感できる
- 高濃度の薬剤:通常25%〜40%の過酸化水素を使用
- 専門家による管理:歯科医師や歯科衛生士が全工程を監督
- 安全性:口腔内の保護対策が十分に行われる
- 短時間:通常1回の施術は30分〜1時間程度
施術手順:
- 歯の表面の汚れを除去するためのクリーニング
- 歯茎を保護するためのガムプロテクターの装着
- 高濃度の過酸化水素ジェルを歯の表面に塗布
- 特殊な光や熱を当てて活性化(LEDライト、レーザーなど)
- 15〜20分間放置後、洗浄して再度ジェルを塗布
- 複数回繰り返した後、最終洗浄とフッ素塗布
メリット:
- 短時間で明らかな効果が得られる
- 専門家が行うため安全性が高い
- 均一な白さを得やすい
デメリット:
- 費用が比較的高い(1回あたり2〜5万円程度)
- 一時的な知覚過敏を引き起こす可能性がある
- 効果の持続期間は個人差がある(半年〜2年程度)
2. ホームホワイトニング(自宅用ホワイトニング)
ホームホワイトニングは、歯科医院で個人専用のマウストレーを作製し、自宅で行うホワイトニング方法です。
特徴:
- 低濃度の薬剤:通常10%〜22%の過酸化尿素を使用
- カスタムメイドのトレー:個人の歯型に合わせて作製
- 長期間の使用:通常2〜4週間継続使用
- 自宅での実施:毎日就寝前など、指定された時間に装着
施術手順:
- 歯科医院で歯の型取りを行う
- カスタムメイドのマウストレーを作製
- 使用方法の説明を受ける
- 自宅でトレーに薬剤を注入し、指定された時間(通常2〜8時間)装着
- 継続使用で徐々に白さを増していく
メリット:
- 費用が比較的安い(初期費用1〜3万円程度)
- 自分のペースで行える
- 徐々に白くなるため自然な仕上がり
- 知覚過敏などの副作用が少ない
デメリット:
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 忘れずに継続使用する必要がある
- 均一な白さを得るのが難しい場合がある
3. デュアルホワイトニング(併用ホワイトニング)
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
特徴:
- 相乗効果:両方の利点を活かした効果的な処置
- 持続性:長期間の効果維持が期待できる
- カスタマイズ:個人の歯の状態に合わせた処置計画
施術手順:
- まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行う
- その後、ホームホワイトニング用のトレーと薬剤を処方
- 自宅でのホワイトニングを指定期間継続
メリット:
- 最も効果的で長持ちする
- 最初にオフィスで効果を実感できる
- 自宅での継続で効果を維持・向上させられる
デメリット:
- 総費用が最も高い
- 時間と手間がかかる
4. ウォーキングブリーチ(失活歯のホワイトニング)
ウォーキングブリーチは、神経が死んで変色した歯(失活歯)に対して行う特殊なホワイトニング方法です。
特徴:
- 歯の内部から漂白:歯の内部に薬剤を入れる
- 神経が死んでいる歯が対象:通常は単独歯に適用
- 段階的な処置:複数回の通院が必要
施術手順:
- 根管治療済みの歯の根管充填材を一部除去
- 過酸化水素と過ホウ酸ナトリウムの混合剤を充填
- 一時的な封鎖材で封じる
- 数日後に再来院し、薬剤を交換
- 希望の白さになるまで繰り返す
メリット:
- 神経のない歯の内部からの変色に効果的
- 他の方法では効果が出にくい場合でも効果が期待できる
デメリット:
- 失活歯にのみ適用可能
- 歯の構造を弱める可能性がある
- 複数回の通院が必要
ホワイトニングの選び方
適切なホワイトニング方法を選ぶためには、以下の要素を考慮することが重要です:
1. 歯の変色の種類と程度
- 軽度の外因性変色:PMTCなどの専門的クリーニングやホームホワイトニングが適している
- 中程度の変色:ホームホワイトニングまたはオフィスホワイトニングが効果的
- 重度の変色:デュアルホワイトニングが推奨される
- 失活歯の変色:ウォーキングブリーチが必要
2. 希望する白さとスピード
- 迅速な効果を求める場合:オフィスホワイトニングが適している
- 徐々に自然な白さを求める場合:ホームホワイトニングが適している
- 最大限の白さを求める場合:デュアルホワイトニングが推奨される
3. 歯や歯茎の状態
- 知覚過敏がある場合:低濃度で開始するホームホワイトニングが適している
- 歯茎の退縮がある場合:専門家の監督下でのオフィスホワイトニングが安全
- 歯の修復物(詰め物、被せ物)がある場合:修復物は漂白されないため、全体的な見た目を考慮した計画が必要
4. 予算と時間
- コスト重視:ホームホワイトニングが最も経済的
- 時間重視:オフィスホワイトニングが短時間で効果を得られる
- 効果重視:デュアルホワイトニングが最も効果的だが費用も時間もかかる
5. 持続性と維持
- 持続性を求める場合:デュアルホワイトニングの後、定期的なホームホワイトニングでのメンテナンスが効果的
- メンテナンスの手間を省きたい場合:数ヶ月ごとのオフィスホワイトニングが適している
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングを検討する際は、以下の点に注意が必要です:
- 適応症と禁忌:
- 妊娠中・授乳中は避けるべき
- 未成年者には慎重に適用
- 重度の知覚過敏や歯の破損がある場合は避ける
- 副作用:
- 一時的な知覚過敏(冷たいものがしみる)
- 歯茎の刺激や軽度の炎症
- まれに歯の構造の微小な変化
- 効果の限界:
- 修復物(詰め物、被せ物)は漂白されない
- 先天性の重度の変色には限界がある
- 個人差があり、全ての人が同じ結果を得られるわけではない
- メンテナンス:
- 効果を維持するためには定期的なメンテナンスが必要
- 色素の強い飲食物や喫煙を控える
- 日常的な口腔ケアが重要
まとめ
歯科で行うホワイトニングには、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニング、ウォーキングブリーチなど、様々な選択肢があります。どの方法が自分に適しているかは、歯の変色の種類と程度、希望する白さとスピード、歯や歯茎の状態、予算と時間、持続性とメンテナンスの手間などを考慮して決定することが重要です。
最適なホワイトニング方法を選ぶためには、まず歯科医院での相談・診断を受け、専門家のアドバイスを得ることをお勧めします。また、ホワイトニングは美容目的の処置であり、健康保険が適用されないため、費用対効果も重要な検討要素です。
美しい白い歯は自信と笑顔をもたらしますが、過度なホワイトニングは歯の健康を損なう可能性があります。適切な知識と専門家のガイダンスに基づいて、安全かつ効果的なホワイトニングを選択しましょう。
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