歯科と骨粗しょう症の関係

こんにちは。今回は骨粗しょう症についてお話をしていきたいと思います。歯科と骨粗しょう症どう関わりがあるの?と思う方がいるかもしれませんがしっかりと関係があります。

「まず、骨粗しょう症とは・・・」

骨がもろくなる病気で、骨を作る細胞と壊す細胞のバランスが崩れることが原因です。高齢者に多いです。骨粗しょう症の人が転倒したときには骨折しやすくなっているので、転倒予防が必要になります。骨粗しょう症にはホルモンのバランスの崩れやカルシウムの低下、ビタミンDの低下などが関わっています。骨折してしまう前に骨の強度を高くする必要があり、食事療法や運動療法、薬物療法などが有効です。実際のところ、骨粗鬆症は男女比2:8で女性がなりやすいといわれています。

閉経後女性ホルモンが減少や老化の関わりがあるそうです。高齢者が骨折をしてしまうと生活の質が大きく損なってしまうため、対策や予防が重要になってきます。どうしても老化により骨密度が減ってしまうのですが、食事や運動で予防できることもあるそうです。

・カルシウム不足

・ビタミンD、ビタミンK不足

・リンの過剰摂取

・塩分の過剰摂取

・運動不足

・喫煙

・過度な飲酒

・多量のコーヒー

これらは生活の内容次第で予防できます。骨の健康のためにはカルシウムの摂取が必要ですが、カルシウムの吸収を促進するためにビタミンD、骨へのカルシウムの取り込みビタミンKも重要です。

コーヒーに含まれるカフェインは、利尿作用があるので飲み過ぎるとカルシウムも排出されてしまいます。5杯以上飲むと骨に影響があるみたいですが、詳しいことはまだ解明されていません。カフェインは全部影響があるわけではなく緑茶や紅茶は骨粗しょう症の予防になると言われています。少しでも予防の参考にしてくださいね。

「歯科と骨粗しょう症の関係」

骨粗しょう症のお薬でビスフォスフォネート製剤があります。骨の吸収を抑え、骨密度と骨強度を高める作用があるお薬です。

歯を抜く治療を受ける際の副作用で顎骨壊死、顎骨骨髄炎になる可能性があります。必ず発症するわけではありません。口の中が痛い、抜いたところの痛みがひかない、顎が腫れてきたなどが症状としてあげられます。なので、ビスフォスフォネート製剤をこれから飲み始める方は、飲み始める前に歯科医院に来院し必要な治療を終えるようにしましょう。そして何よりも定期的な検診を推奨します。

骨粗しょう症でお薬を服用している方はお薬手帳の持参をお願いいたします。また、骨粗しょう症のみ限らず何かお薬を服用している方はお薬手帳のご持参くださいね。

不安な点はいつでもご相談くださいね。

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