毎日の歯磨きについて
毎日の歯磨き、意外と大変ですよね。
でも実は毎日磨くことがとても大切なのです。
歯磨きの目的はいろいろありますが、最大の目的はプラークの除去です。
プラークとは歯の表面についている白いカスのような付着物です。
プラークの中には、数えきれない種類の細菌がたくさん潜んでいます。
つまりどういうことかというと、歯磨きをおろそかにし、
プラークがついた状態のままで過ごしてしまうと、
虫歯になりやすく、歯周病にもかかりやすくなってしまいます。
歯やお口の健康にとって、最大の敵とも言われるプラークはきれいに取り除かなくてはなりません。
歯磨きは「プラークコントロールを通して歯の健康を保つための基本」
とも言えますので、とても大切なのです。
では、実際の日常生活の中で、歯磨きをするタイミングを説明していきましょう。
◯朝起きた後すぐ
唾液にはいろいろな働きがあり、寝ている間は唾液の量が減少しますので、
お口の中で細菌が増えやすくなります。
朝起きた後、口臭が気になるのはこれが理由です。
うがいだけでも多少の効果は見込めますが、
朝起きた後に歯磨きすることでより良い状態になります。
お口の中の細菌を取り除くことができるので、ぜひ心がけてみてくださいね。
朝からスッキリとした気持ちになれますよ。
◯何か食べたらその都度
一日の朝食、昼食、夕食の3食だけでなく、間食をしたら、間食の後も磨きましょう。
また、夕食の後から寝るまでの間に夜食を食べたら、夜食の後も忘れずに歯磨きをしましょうね。
◯夜寝る前
先ほどもお話ししたとおり、寝ている間にお口の中で細菌がたくさん増えます。
寝る前に歯磨きをして、少しでもお口の中から細菌を取り除く習慣をつけることが大切です。
むし歯や歯周病を予防するには、歯垢をしっかり落とすことが大切です。
1日2回以上ていねいにみがいて、歯垢を落としましょう。
洗面所で立ったままみがくのが苦痛なら、椅子に座って、テレビを見ながらと工夫してみてください。
忙しくても、せめて1日1回は、ていねいな歯みがきを心がけましょう。
とくに就寝中は、唾液の分泌が少ないため、細菌が繁殖しやすいので、
就寝前には、時間をかけて念入りにみがくことが重要です。
みがけるときに、しっかりみがいておけば、歯垢がたまるのも防げます。
一本一本丁寧に磨きましょう!
歯をみがくときに大切なのは、まず口の中を鏡でよく見て、自分の歯の形や歯並びをよく知ること。
口の中には、複雑な凹凸がたくさんあります。
奥歯のみぞや歯と歯の間、歯と歯肉のさかいめなど、ハブラシが届きにくいところは、
みがき残しが多いので、とくに意識して、1本1本ていねいにみがくようにしましょう。
ご家族みなさんで、毎日の歯磨き頑張っていきましょう。
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