顎関節症とは?

こんにちは、ほほえみ歯科です。本日は、顎関節症についてお話しします。

「顎関節症とは?」

口を開けようとすると顎に痛みを感じたり、開け閉めするときに耳の近くで音が聞こえたり、こういった症状は顎関節症といいます。

顎関節症はただ顎が痛いだけではなく、頭痛や肩こりの症状を併発していることも多いです。そのため、どの病院で診てもらえばよいのかわからなくなるかもしれません。

顎関節症自体は、歯科医院で診てもらえます。口の中や顎周辺の関節が原因と考えられるためです。とくに、口腔外科や顎関節症の治療について案内を行っている歯科医院であれば、しっかりと診てもらえるでしょう。歯科医院によっては、大きな病院への紹介になることもございます。当院は、対応可能日が限られておりますので、一度お問い合わせ下さい。

顎関節症のなかでも一時的に症状が見られたり比較的軽かったりする場合は、自然に緩解するケースがあります。しかし、一向に改善する気配が見られない場合や、痛みによって口が開けづらいなど、日常生活に支障が出るようなら、かかりつけの歯科医院で診てもらうほうがよいでしょう。

症状が軽い場合でも、1週間ほど様子を見て回復する気配がないのであれば、同様に歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

口を開け閉めすると顎に痛みを感じたり、耳やこめかみの付近が傷んだりするのは、顎関節症の症状です。これらは初期症状で、悪化すると口が開きにくくなったり、逆に閉じにくくなったりします。

そもそも顎関節症とは、1つの病気を指したものではありません。顎の関節やその周囲に見られる障害や変形による病気を総称して、顎関節症というのです。

したがって、以下のように顎関節症の原因も複数想定されます。

・筋肉に発生した障害

・顎の関節付近の組織に発生した障害

・関節円板に発生した障害

・関節に見られる骨の変形

なかでも、関節円板に発生した障害が原因の顎関節症はもっとも多く確認されています。関節円板とは、上顎と下顎それぞれの骨の間にある組織です。

この組織が、噛み合わせ不良や歯軋り、食いしばり、歯列接触癖などが原因となって通常の位置からずれてしまいます。なお、関節円板のずれの原因は1つではなく、複数の要因が組み合わさっていると考えられます。

(一般社団法人 日本顎関節学会事務局の「顎関節症治療の指針2020」より)

顎関節症は歯科医院で治療することが多いでしょう。まずは問診と触診を行い、続いてレントゲン検査で細かく症状を見ていきます。口の開閉や中を確認して、これは顎関節症なのか、原因は何かを探っていくのです。

「主な原因は?」

上記でも触れたように、顎関節症は、以下の3つが主な原因として考えられています。

・噛み合わせ不良

・歯軋りや食いしばり

・歯列接触癖

上記のように、顎関節症は日常における癖が原因となることが多いため、治療は地道なものとなります。原因を取り除くことで徐々に改善されていくでしょう。

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