しばらく歯医者に行っていない方
こんにちは、ほほえみ歯科です。
みなさま、歯医者さんに最後に行ったのはいつですか?
治療を前にしてから数ヶ月経っているけれど、そもそも歯医者さんに行く頻度はどの程度行けば良いのだろう…と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯が痛くなってから行けばよいと考えている方は大間違いです。一度削ってしまった歯は元に戻ることはありませんので、自分の歯を守るためには歯科健診へ行くことが何より大事です。
しかし、いざ歯医者さんへ行こうと決意しても、日々の生活や仕事に追われていると、なかなか足を運べないのが現状です。そこで、この記事では歯医者さんに行くタイミングを失っている方のために、定期的に健診行く意味や歯医者さんに行く頻度について、説明します。ぜひ参考にして下さいね。
「最低でも、半年に一度は定期検診を受けましょう」
一般的には、虫歯がない場合でも半年に1回は歯医者さんに行くことがおすすめです。しかし、お口の中の環境は人により大きく異なり、歯科健診の回数も個人差があります。まずは歯医者さんに行き、歯の質、唾液の量、食生活などを相談した上で、どれくらいの頻度で健診を受けるべきか、自分にあった健診の回数を決めることが大切です。
「何かあってからではなく、どうして定期的な検診が必要なのか?」
健康診断と同じように、お口の中の病気を早期発見するためには、定期的な健診が必要です。虫歯や歯周病だけではなく、お口の中の粘膜や舌の状態など、歯医者さんはお口の中全体を診ています。
「子どもの場合」
乳歯の虫歯を放置するとお口の中には、バイ菌が増え新しく生えかわる永久歯も虫歯になりやすくなります。生涯使う永久歯を守るために、乳歯の頃から歯磨きを徹底するなど、親がしっかり管理して下さい。子供の歯と健康を守れるのは、親だけです。そして、子供の頃から歯医者さんへ通う「良い習慣」を身に付けることが将来の健康につながります。
「男性の場合」
虫歯や歯周病には、男女の「性差」があります。女性は、男性より虫歯や歯周病にかかりやすい傾向があります。しかし、その一方で虫歯や歯周病が重症化しやすいのは男性です。実際、厚労省の歯科疾患実態調査を見ると、男性は歯の治療をせずに放置している人が多いという報告があります。痛みを我慢したり、忙しさから虫歯を放置したりせず、働き盛りの男性こそ歯医者さんを積極的に利用するべきです。
「女性の場合」
女性は男性よりも唾液の量が少なく、虫歯になりやすいことが研究によりわかっています。その上、女性ホルモンが深く関係しており、更年期になるとドライマウスや歯周病のリスクがさらに高まります。3カ月から半年に1度は、定期的な健診を受けることが大切です。
「妊娠期における注意点」
妊娠中は、女性ホルモンの増加やつわりなどで歯磨きが不十分になるため、妊娠性歯肉炎や虫歯など、お口の中のトラブルが起きやすい時期です。お母さんの歯の健康は、赤ちゃんの健康にも影響するため、妊娠がわかった時点で早めに歯科健診を受けて下さい。自治体によっては無料の「妊婦歯科健診」を行っているので、ぜひ利用して下さいね。