歯磨きのときに血が出る
こんにちは。ほほえみ歯科です。今日は歯磨き時の出血についてお話ししていきます。
歯磨きをしているときに歯茎から血が出てきたことはございませんか?
また、歯磨きのたびに歯茎が出血する、歯茎の赤みや腫れが気になるという方はぜひ最後までこちらの記事をご覧ください。
歯磨き時の出血・原因と解消法
「歯茎から出血する原因」
健康な歯茎は少し強めにブラッシングをしても出血することはほとんどありません。
そのため、ブラッシング時に歯茎から出血が見られる場合は、歯茎に炎症が発生していると考えられます。
では、この歯茎の炎症ははぜ起こるのでしょうか?歯茎の炎症は「歯周炎」や「歯肉炎」です。
歯肉炎の原因は歯周病菌(プラーク)ですが、歯肉炎の段階であれば、毎日の丁寧なブラッシングによって治癒させることができます。しかし、歯周炎に発展してしまうとブラッシングだけで治ることはなく、歯科医院での治療が必要になります。
また、歯周炎の間接的な原因とされているのが、喫煙やストレス、遺伝や糖尿病などです。喫煙者は白血球の機能が低下するため細菌に対する抵抗力も下がり、歯周炎を招くリスクが高くなります。ストレスも同様で、大きなストレスを抱えている人ほど免疫力が下がるため、歯周炎を発症しやすくなります。
歯肉炎を発症すると、歯肉が赤く腫れ上がるようになります。また、歯肉炎を起こした歯肉は、ちょっとした外的な刺激で傷つきやすくなります。そのた
め、歯ブラシの際に出血をしやすい、というのも歯肉炎でみられる症状です。
歯肉炎が進行すると、歯を支える組織が著しく弱ってしまいます。歯茎の炎症が、歯を支える骨にまで進行した場合を歯周炎と呼びます。ブラッシングの重要性
ブラッシング時の出血が頻繁に起こると、ブラッシングが歯茎にダメージを与えていると解釈してしまう方がいらっしゃいます。これは誤りです。
健康な歯茎を保つために、毎日のブラッシングは必須です。
歯茎の状態改善はじっくり取り組みましょう
歯茎の状態やお口の中全体の衛生環境は、すぐに目に見えて改善するというものではありません。
時間をかけて徐々に状態が良くなっていくもの、という意識を持って下さい。
「出血症状がある人の歯ブラシの選びかた」
出血の自覚症状がある場合は、柔らかい歯ブラシを選びます。柔らかめの歯ブラシは以下の2つのメリットがあります。
☑️歯ブラシが柔らかいので、出血リスクが減少する
☑️歯茎を優しくマッサージすることができる
歯ブラシだけで歯垢を取ろうとすると、無理な力が加わり、歯茎を傷つける恐れがあります。
そこで、毎日のケアでは歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシなども使用しましょう。
当院では日頃のお手入れの仕方やブラッシング指導も行なっております。
お気軽にご相談くださいね。お待ちしております。