健康な生活をする上で欠かせない歯の役割

歯を失って初めて歯の大切さを感じる方も多いでしょう。実際、歯の役割は、健康な生活をする上で欠かせないものばかりです!本日は、歯の役割についてお話しします。

「食べ物を噛み砕く、すりつぶす役割」

「噛む」ということは、歯の機能として一番よく理解されているかと思います。食事をする時に良く噛むことにより、胃や腸などの 消化器官の負担を軽くし、食べ物の栄養をしっかりと身体に 吸収することができます。よく噛むことが体調を整え、病気に 負けない身体を作っていく事に繋がります。

「歯並びが発音を助ける」

歯にもくちびるや舌と同じように、発音を助ける役割があります。 歯並びが美しいと、はっきりと発音することができますが、歯が抜けてしまっていたり、歯と歯の間に大きく隙間がある場合は、きちんとした発音ができません。 治療はもちろん、生活する上でも気をつけて美しい歯並びを保ちましょう。

「イキイキとした表情をつくる」

歯があることで、口の周りの筋肉が正常にはたらき、イキイキとした表情を作ります。 逆に歯を失ってしまうと、口の周りや頬の筋肉が衰え、顔つきが変わったり、実際の年齢より老けて見えてしまうことがあります。

「味覚を豊かにする」

歯があることで、「歯ざわり」「歯ごたえ」といった噛むことに よる「食感」を感じることができます。 食べ物を「おいしい」と感じることができるのは、 歯のおかげともいえます。

「体全体のバランスを整える」

歯が抜けたり、虫歯や歯周病で歯が悪くなってしまうと、歯と歯のかみ合わせが変わり、頭痛がしたり、姿勢が悪くなって肩こりになったり、身体への影響が様々な形で現れます。歯の異常を軽く見ず、早いうちに治療するよう心掛けましょう。

「では、歯のそれぞれの名称と役割は?」

①前歯

上下左右8本あり、食べ物を噛み切る、噛みちぎるといった重要な役割に加え、発音にも大きく関与しています。また、前歯は一番初めに目に入るところになるので審美的にも重要な役割を担っています。

②犬歯

前歯と小臼歯の間にある中切歯から3番目の位置にある歯です。上下左右1本ずつ計4本です。犬歯は食べ物を切り裂く役割があり、他の歯よりも根っこが長く強度があります。また、臼歯は縦方向の力には強いですが、左右に動かす力には弱いという特徴があり、犬歯はその力が直接伝わらないように顎を左右に動かすと犬歯だけが噛み合い臼歯を守るといった大切な役割も担っています。

③小臼歯

小臼歯は上下左右2本ずつの計8本あり、とても重要な役割を担っています。小臼歯には下アゴが奥に下がらないようにするストッパーの役割や顎関節の機能を守り、噛み合わせを安定させる働きがあり噛み合わせの基準点にもなってきます。噛み合わせが悪くなってしまうと顎関節に悪影響を及ぼしてきてしまいます。食事の時に役立つだけでなくバランスを保ってくれる重要な歯です。

④大臼歯

大臼歯は上下左右2本ずつ計8本ですが親知らずも含むと計12本になります。(親知らずは生えてこない方もいます)大臼歯は食べ物をすり潰したり、噛み砕いたりする役割があります。その中で一番重要な役割を担っているのが第一大臼歯です。第一大臼歯は噛む力が一番強く、噛み合わせの基本となる大切な歯です。虫歯になりやすい歯でもあるため虫歯予防が大切になってきます。大臼歯は1本失うだけでも物を噛み砕く能力が約40%も低下するといわれています。

どうでしたか?一本一本が大切な役割を担っています。

毎日の丁寧な歯磨きと定期的なメンテナンスで歯の健康意識を保ちましょう!!

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