咀嚼の力
みなさまこんにちは。
ほほえみ歯科です。
いよいよ食欲の秋ですね。
食べ物の誘惑には勝てず堪能したいと思っておりますが、
何でも美味しくいただくためには噛む力「咀嚼の力」が欠かせません!
そこで今日は「咀嚼」について説明させていただきます。
咀嚼とは・・・
食べ物の消化・吸収を助け生命維持に必要な栄養を摂取すること。
さらに「よくかむこと」は人の心と身体の健康維持に効果があると研究で明らかにされ、
健康で生きがいのある生活を営むための基本となる重要な行為である。
食べ物をお口の中に運ぶと、無意識に「噛む」(咀嚼)行為を始めます。
この咀嚼行為は、中枢神経を介す経路で引き起こされており、「脳」へ伝わります。
人の場合、安全な食べ物かどうかやおいしさを脳内の報酬系と呼ばれる機構に作用することで、味や歯触りを楽しむという行動をつくり上げています。
このように、噛むことは脳への刺激にも繋がるということがわかったかと思います。
運転中にガムを噛み眠気を防止したり、スポーツ選手がガムを噛んで集中する姿は理にかなっており、脳への血流を増加させ脳を活性化している行為といえます。
また、研究により学習効果を高めることや認知能力の低下を抑制できるとされ、小児からご高齢の方まで「咀嚼」は生活の質を高めるためには重要だといえます。
※顎に違和感のある方はご相談下さい。
参考文献 医参歯薬出版社 摂食嚥下リハビリテーション歯科予防処置・歯科保健指導論
噛む際に顎に違和感がある方、お口を開けるのが辛いなどのご相談、また歯並びが原因でうまく噛み合わず顎が疲れるなどの症状がある方はお気軽に当院スタッフ、またはお電話にてご相談ください。
食欲の秋を堪能しましょう!
毎日欠かすことなく行う咀嚼ですが、これまで意外なほど無関心に扱われ、
見過ごされてきたようです。それは、咀嚼がヒトの運動の中でも最も複雑なものの一つで、
とらえることが難しかったせいでもありました。
しかし、超高齢社会に入った今、冒頭で述べたように咀嚼への関心が高まるだけでなく、
咀嚼能力を調べることによって健康長寿を考えるためのヒントが見つかる、
そんな研究報告が数多く出されるようになりました。
そこで必要になるのは、咀嚼を簡単にしかも正確に測ることができる客観的なモノサシです。
咀嚼能力測定用グミゼリーを使って、自分の咀嚼を測り、咀嚼を守り、
咀嚼を鍛えることによって、より健康で充実した生活を実現してください。