お口の中のできもの

口内炎ができた経験はありますか?ほとんどは心配ないものですが、口内炎と思っていたものが実は違うケースも考えられます。そもそも口内炎とはなんでしょう?それは、誰でも経験するお口の粘膜の炎症のことです。口内炎にも色々種類がありますが、もっとも頻繁に見られるのはアフタ性口内炎と呼ばれるものです。通常「口内炎」と言えばこのアフタ性口内炎をさすことがほとんどです。これは見た目の特徴として、円形の白い潰瘍で、周囲が赤く腫れます。一度口内炎になると、強い痛みが出て、治るまでに大体1〜2週間くらいかかります。

お口の中には口内炎に似たできものができるケースもあります。口内炎だと思って放置していても全く治らないばかりか、ひどくなってしまうこともあり、このような場合には悪性のものもあるため、注意が必要です。お口の中にそれまではなかった異常なものを見つけたら、早めに診察を受けましょう。

では、どのようなことが原因で口内炎はできるのでしょうか?

原因の一つとして、ストレスを多く感じている時や睡眠不足、疲れが溜まった状態、病気にかかっているときというのは、体の免疫力が一気に低下してしまいます。その影響から皮膚や粘膜に炎症を起こしやすくなります。口内炎も同様に、このような体が弱っている状態の時に起こりやすくなります。さらに、食生活にも原因があります。偏った食生活を送っていると、ビタミンや鉄分など重要な栄養素が不足しがちになります。そうすると、皮膚や粘膜に炎症が起こりやすくなるため、口内炎が頻繁にできやすくなるのです。

◎お口の中が不衛生ですと、細菌が大量に繁殖してしまいます。すると粘膜に傷ができた際に傷口から簡単に細菌感染が起こり、その部分が口内炎になりやすくなります。

◎食べ物アレルギーや金属アレルギーにおけるアレルギー反応として、お口の粘膜に口内炎ができる場合があります。また、ウイルス感染症によっては症状として口内炎を起こすものがありますので十分に注意しましょう。

◎アフタ性口内炎の症状は接触痛が主です。つまり、ちょっと触れただけでも激痛を感じてしまいます。食事の時に食べ物が当たったり、会話の時に舌や歯が触れるたびに強い痛みを感じていては、日常生活にも支障が出てきてしまいます。痛みをなるべく感じないようにするために、直接貼り付けるパッチタイプの貼付剤や創面に塗る軟膏を状況に応じて使用しましょう。

口内炎は強い炎症を起こしている状態で、その強い痛みは、数日間も日常生活に影響を与えてしまいます。炎症を積極的に和らげ、痛みをいち早く取り除くことで、少しでも早く解放されることができます。何より、お口の中を清潔に保つことが大切です。

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