失った歯はどうしたら良いの?
◎失った歯をそのままにしておくとどうなってしまうでしょう?
歯が抜けてしまったままや、特に問題がないからといって、
そのままにしている方も多いのではないでしょうか?
1本歯がない程度では、食べるときにそれほど不自由はしないですよね。
しかし実際は、バランスを崩し、見た目やかみ合わせはもちろん、
身体にも影響が出てしまう可能性があります。
では、歯が抜けたままにしておくと起こる影響についてお話していきます。
①かみ合わせが悪くなる
抜けた歯の両隣の歯が移動したり、傾いたりするので、かみ合わせが悪くなります。
②顎関節症を起こす
かみ合わせが悪くなることにより、噛むたびに顎がずれるので、顎関節症を引き起こす可能性があります。
③見た目が悪くなる
歯並びのバランスが悪くなるため、笑ったときの見た目が損なわれてしまいます。
④他の歯がもろくなる
残りの歯に余分な力がかかることによって、健康な歯に負担がかかり、他の歯の寿命に影響します。
⑤治療費がかさむ
「歯が1本抜けただけなら、大丈夫」と思われるかもしれませんが、
抜けた歯を放置しておくことで、お口の中の環境が変わり、歯並びも変化していきます。
よって、さまざまなトラブルが生じて、他の歯の治療も必要となるため、結果的には費用がかさむ恐れがあります。
⑥痴呆症を引き起こす
噛む力が衰えることにより、脳への刺激が低下し、痴呆の原因となります。
⑦発音障害を引き起こす
歯のすき間から空気が抜けることで発音がしづらくなり、
発音障害になる可能性があります。
これらは、すぐに影響が起こるわけではありません。
しかし、歯がないまま放置しておくことによって、将来的に多くの歯を失ってしまう可能性があります。
現在では、歯が抜けてしまったとしても、入れ歯やインプラントなど、歯が抜けてしまった場合の治療方法はございます。
もし歯が抜けてしまって放置している方は、すぐに歯科医院に行かれることをおすすめいたします。