虫歯ができやすい食べ物
今回は虫歯ができやすい食べ物についてお話ししていきます。
まずは、虫歯ができるまでのメカニズムですが、
①お口の中にいる虫歯菌が、食べ物(糖分)が入ってくるのをまっています
②食べ物(糖分)がお口に中で分解され、ネバネバしたものを作り出します
③ネバネバが歯にくっつき歯垢を作り出します。
④歯垢に含まれた虫歯菌が糖分を取り込み、歯を溶かす酸を作ります 。
これが脱灰と呼ばれ、歯が壊されていくメカニズムです。
虫歯を予防するために大切なのは、歯磨きなどのケアですが、
食事からもちょっとしたことで虫歯にならないための工夫をすることができます。
では、虫歯になりやすい食べ物・なりにくい食べ物とは、どのようなものでしょう?
『虫歯の原因になりやすい食べ物の条件』
・糖分を多く含んだもの
・長時間にわたり、お口の中に食べカスとして残りやすいもの
・歯にくっつきやすいもの
・酸性のもの
「柑橘類」
これらは酸性の食べ物で、含まれている強い酸が歯に悪影響を及ぼしています。
日常的に摂取している方は注意をしてくださいね。
一方で、柑橘類はビタミンCが豊富だったり美肌効果も期待できる食べ物なので、
一切の摂取を控えてくださいという訳ではありません。
食後にはお水でお口を濯ぐだけでも良いのでケアをするとよいでしょう。
「チョコレート、飴、キャラメル」
糖分を多く含み、歯にもくっつきやすい食べ物の代表的なものです。
お口の中にも残留しやすいものなので、食べた後はケアをするようにしましょう。
「ドライフルーツ」
糖分を多く含んでいることはもちろんですが、
ドライフルーツは歯にくっつきやすいところが問題点です。
しかし、栄養価が高く健康に良い食べ物でもあるので、
摂取する場合は歯磨きなどのケアをしっかり行いましょう。
「スナック菓子」
塩分だけでなく、実は糖分も多く含まれています。
奥歯にもくっつきやすいので食後は注意が必要です。
これらはあくまでも一例です。
いきなりすべてを見直していくのは難しいと思いますので、
少しずつ日常生活に取り入れていけば無理なく改善していくことはできるでしょう。
ご自宅で完璧にケアすることは誰しも難しいため、定期検診に行きましょう!
歯磨き指導やクリーニングでお口の中を健康な状態に維持しておくことをお勧めします。