唾液と口腔内の関係性

こんにちは、ほほえみ歯科です。

唾液とお口の中は大きく関係しています。唾液には、以下のような多くの重要な役割があります。

消化の開始: 唾液に含まれる酵素(アミラーゼとリパーゼ)が、食べ物の消化を開始します。アミラーゼはデンプンと糖質の分解を始め、リパーゼは脂肪の分解を助けます。

口腔の保湿: 唾液は口の中を湿らせ、嚥下や話すことを容易にします。

口腔の浄化と保護: 唾液は飲食物の残りを洗い流し、細菌の増殖を抑制します。さらに、唾液に含まれるカルシウムとリン酸塩は歯を再石灰化し、虫歯を予防します。

味覚の感知: 唾液は食べ物を溶かし、味覚センサーへと運びます。

抗微生物活動: 唾液には抗菌物質も含まれており、口腔内の細菌やウイルスに対する防御に寄与します。

これらの機能により、唾液は口腔内の健康を維持し、全体的な消化の過程を支えます。

★唾液の分泌を増やす方法はいくつかあります

水分補給: 体が脱水状態になると唾液の生産が低下するため、一日を通じて適量の水分を摂ることが大切です。

食事の工夫: 一部の食品、特に柑橘類やリンゴのようなジューシーな果物や、スパイシーな食べ物は唾液分泌を促します。また、酢やレモンを少量摂ることも唾液分泌を促します。

口腔衛生の維持: 歯をこまめに磨く、フロッシングを行う、うがいをするなど、口腔衛生を保つことで、口腔内環境を改善し唾液分泌を促すことができます。

咀嚼ガムやキャンディ: 無糖の咀嚼ガムやキャンディを使用すると、口が動き唾液の分泌が促されます。

禁煙: タバコは唾液腺を刺激し、唾液の生産を減少させる可能性があるため、禁煙は唾液の分泌を増やす一助となります。

医療的対策: 重度の唾液分泌不全の場合、医師の指導のもとで唾液分泌を促す薬物(シアログーグ)を使用することがあります。

これらの方法を試しても症状が改善しない場合、または口腔内乾燥の症状が強い場合には、専門家に相談することをお勧めします。

食事と口腔内環境は密接に関連しています

虫歯: 食事の中で糖質の摂取が多いと、口腔内の細菌がこれをエネルギー源として活動しやすくなります。特に、ストレプトコッカス・ミュータンスなどの細菌は糖質を酸に変換します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こす可能性があります。

    歯周病: ビタミンCやビタミンD、カルシウムなどの栄養素が不足すると、歯茎の健康が損なわれ、歯周病のリスクが高まる可能性があります。

    口臭: 食事の内容が口臭に影響を及ぼすことがあります。例えば、にんにくや玉ねぎなどの食べ物は特有の臭いを引き起こします。また、糖質の摂取が多いと、口腔内の細菌の活動が活発になり、口臭の原因となることがあります。

    唾液分泌: 咀嚼の行為自体が唾液の分泌を促します。また、柑橘類などの某些食品も唾液の分泌を促すことがあります。唾液は口腔内のクリーニング作用を持ち、酸の影響を中和するため、虫歯や口臭の予防にもつながります。

    これらからわかるように、適切な食事と口腔衛生の維持は口腔内環境を健康に保つために重要です。不適切な食事は口腔内の問題を引き起こす可能性があるため、バランスの良い食事を摂ることが推奨されます。また、定期的に歯科医師に診てもらうことも口腔内環境を健康に保つ上で重要です。

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