口内炎の原因と予防
みなさま、口内炎ができたことはありますか?
一度できると治りにくい、そんなイメージがありますよね。
今回は、口内炎についてお話しします。
口内炎とは、口腔内や口唇、舌の粘膜に炎症が生じ、水疱などの粘膜病変が生じるものを言います。
口内炎の発症には、虫歯やサイズの合っていない義歯による粘膜への刺激、
細菌・ウイルスなどの感染、自己免疫疾患など、さまざまな原因があります。
痛みの有無やタイプは発症原因によって大きく異なります。
なかには、なかなか治らない口内炎で病院を受診し、
他の病気が発見されるケースもあるため、
長引く口内炎には重篤な病気が隠れている可能性もあり、要注意です。
口内炎の中でも、最も多く見られるのは「アフタ性口内炎」です。
「アフタ性口内炎」にかかると赤く縁取られた丸くて白い潰瘍が、
ほお・唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。
小さなものが2~3個群がって発生することもあります。
「アフタ性口内炎」の原因は様々言われており、
はっきりした原因を特定するのは難しいですが、下記の状況が発生原因と考えられます。
・暴飲暴食や栄養バランスの偏り
・疲労やストレス
・睡眠不足
・風邪などの体調不良や免疫力の低下
・ミネラル、ビタミン不足
口内炎を防ぐためのいくつかのポイントとしては、
「栄養バランスの整った食事を心掛ける」
栄養バランスの良い食事は免疫力を高めます。
口の中などの粘膜の健康を保つためには、ミネラル・ビタミンは必要不可欠です。
口内炎ができてしまったら、痛みから食事を敬遠しがちですが、
栄養バランスが崩れるとさらに治りも遅くなり悪循環になってしまいます。
「疲労やストレスを溜め込まない」
ストレスや疲労の蓄積は、体内のミネラル・ビタミンを奪って免疫力を低下させてしまいます。
ゆっくりと体を休め、十分な睡眠をとるようにしましょう。
また、自分なりのストレス解消法を見つけて、気分転換することも大切です。
「お口の中を清潔に保つ」
口の中に汚れがたまると、雑菌が繁殖し、口内炎ができやすくなります。
口の中を清潔に保つため、食後には歯磨きやうがいを心がけましょう。
ただし、強いブラッシングでの歯磨きは、口の中を傷つけてしまいます。
やさしく丁寧な歯磨きを心掛けましょう!!