歯ぎしりや食いしばりが強いと感じたことはありませんか?

歯ぎしりや食いしばりが強いと感じたことはありませんか?

起床時やデスクワーク時、ふとした時に顎がだる重く感じたり、歯ぎしりをしていることありませんか。歯ぎしりや食いしばりが強いと咬合圧により、歯が傷ついてしまったり、体に不調が起こったりします。

今回はその食いしばりや歯ぎしりの治療方法をお話しします。

咬筋って知っていますか?

咬筋とは、食物を咀嚼する時に使われる筋肉です。この咬筋が噛み締め癖や食いしばりなどが原因で必要以上に発達してしまい、肥大している状態を咬筋肥大と言います。

咬筋が肥大することにより、顎の痛み、血行不良、ストレス、頭痛、肩こり、エラ張り、むくみなど様々な症状を引き起こす原因となってしまう可能性があります。

こんな方はご相談ください

 ・顎関節症(顎が鳴る、口が大きく開かない、顎が痛む)の緩和

・就寝中の歯ぎしりの緩和 

・歯ぎしりによる歯のすり減りの抑制

・咬合圧による詰め物や被せ物の脱離、破損防止

・食いしばりの緩和

・食いしばりで起こる肩こり、頭痛などの改善

・その他、ガミースマイル改善や口角挙上など

※ガミースマイル=笑った時に歯茎の露出が3mm以上見える状態のこと

※口角挙上=下がった口角を引き上げて、口元を優しい印象にする方法

どんな治療になるの?

当院では咬筋ボツリヌス治療という治療法をおこなっています。

咬筋にボツリヌス注射(ボツリヌストキシン)を注入し、咬筋の緊張が解れ、症状が緩和していきます。ボツリヌストキシン治療は歯科学会でも発表されている治療です。

ボツリヌス注射(ボツリヌストキシン)注入とは

 ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌から抽出されるタンパク質の一種を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張を解す注射です。緊張した筋肉やエラが解れることで、食いしばりによる肩こりなどの緩和にもつながり、ガミースマイルの矯正をすることもできます。

ボツリヌス注射は、厚生労働省の承認を受けている治療です。美容業界では、しわ取り治療や小顔治療として一般的に使用されている治療方法です。(当院では美容目的の施術は行えません。)また、ボツリヌスタンパクは完全無毒化されているため、人体への影響はありません。

治療時間や副作用など

 治療時間は麻酔塗布時間含めて40分ほどをいただいており、持続効果は個人差がありますが約3~4ヶ月です。

副作用は治療後に重たい感覚が数日残ることがありますが、ダウンタイムは特にありませんので施術後、すぐに日常生活へ戻ることができます。

『診療前の簡単セルフチェック』

①力を抜いて、エラの部分に手を当てます。

②奥歯で2.3回グッと強く噛み締めます。

③噛み締めて動く筋肉が咬筋です。

④噛み締めた咬筋が硬かったり、強いなと感じたらご相談ください。

虫歯や歯周病の治療を終えても歯ぎしりや食いしばりが強いと歯の健康が損なわれてしまうことがあります。20年、30年後のご自身の歯を守っていくためにも咬筋が強い、硬いと感じたらお気軽にご相談ください!

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