メンテナンスってとっても重要

メンテナンスの重要性

 数ヶ月から1年以上にわたって、治療のために歯科医院へ通い続けて、ようやく治療も終了となると、誰もが一安心するものです。

仕事が忙しくて治療を中断したままの方もいるのではないでしょうか?

継続して通院する努力は大変なものですが、治療が終了しても、歯の予防に終了はありません。

ご自身でも口腔内を清潔にするようにしましょう。

メンテナンスの目的

メンテナンスとは、「治療によって得られたお口の健康な状態を継続させ、再発を防止すること」を目的としています。

毎日皆さんが行っている歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどを使ったセルフケアが重要なのは当然ですが、セルフケアで及ばない部分を、定期的なプロフェッショナルケアで補ってあげるのがメンテナンスです。

セルフケアの注意点

 治療期間中は、清掃状況をチェックされるので一生懸命ブラッシングを行いますが、治療が終了するとどうしてもサボり気味になってしまいます。むし歯や歯周病はいわゆる生活習慣病ですから、日頃の生活習慣(ブラッシング習慣)が大切となります。

食後に必ずブラッシングをするのが難しい方は、1日1回は必ず時間をかけてブラッシングをしましょう。

夜寝る前のブラッシングが一番効果的です。

洗面所で歯ブラシを口にくわえて、長い時間ブラッシングをするのは至難の業です。無理なく続けられる方法を工夫して、効果的なブラッシングができるようにしましょう。

メンテナンスの間隔は?

主にむし歯の治療を受けていた方で歯肉(歯茎)に問題がない場合は、6ヶ月に1回のメンテナンスを受けましょう。一方、歯周病の治療を受けていた方は、もう少し短い間隔でメンテナンスを受けましょう。

 歯周ポケット内の歯周病原菌である細菌(グラム陰性菌群)は、処置をした後12週~16週で、元の細菌叢に戻る傾向があります。そこで細菌の量が悪影響を起こしだしてしまう前に、プロフェッショナルケアを行う必要があります。

歯周病の再発を予防するために、皆さんのお口の状況に応じたプログラムをドクターや衛生士が決定します。このメンテナンスプログラムに沿ってリコール(次回来院日)が指定されます。この間隔は基本的に3ヶ月とされていますが、再評価したデータやプラークコントロールの程度により変わります。

リコールでのメンテナンスを定期的に行わないと、確実に歯周病が進行したり、再発してしまいます。一度進行してしまった歯周病はなかなか治りません。

歯周病の進行や再発を防ぐために、リコールの時期に合わせて積極的に検診を受けましょう。

« »

  • tel:072-673-4483
  • お問い合わせ
  • ネット予約
  • メニュー