歯の被せ物には土台が必要な理由と、主な被せ物の種類について
こんにちは、ほほえみ歯科です。
何度か回数がかかる根っこの治療（根管治療）を終えた後は『土台を立てる』治療になります。土台を立てないと最後の被せ物が出来ないからです。
今日はこの被せ物には土台が必要な理由と、主な被せ物についてお話しします。
歯の被せ物の土台が必要な理由は、以下の3つがあります。
第一に、被せ物の土台は、歯の機能を回復するために必要です。歯の被せ物は、欠損した歯を補完するための治療方法であり、噛む力を分散し、咀嚼の機能を回復させる役割を果たします。被せ物は土台の上に固定されるため、土台が正しく作られていないと、被せ物自体の機能を十分に発揮することができません。
第二に、被せ物の土台は、被せ物を安定させるために必要です。被せ物は、接合部分が密着しなければならず、審美的な面でも自然に見える必要があります。土台は、被せ物を周囲の歯との接合部分にしっかりと固定し、適切な咬合を維持するための安定性を提供する役割を果たします。これにより、被せ物がずれたり外れたりすることを防ぎます。
第三に、被せ物の土台は、口腔内の感染や歯周病のリスクを軽減するために必要です。被せ物は、歯の欠損部分を覆うため、口腔内に歯の生えていない部分を作り出します。土台が正しく作られていないと、被せ物と歯茎との間に隙間ができてしまい、細菌や食べかすがたまりやすくなります。これにより、口臭や口内炎の原因となったり、歯周病のリスクを高める可能性があります。
つぎに、主な被せ物について主な3種類について説明します。
1．セラミック
天然歯に近い見た目を持ち、審美的な面でも優れています。また、セラミックは自然な光の透過性を持ち、光に反応しないため、天然歯に近い輝きを再現することができます。
2．金属被せ物
強度が高く、噛む力を分散しやすいため、咀嚼機能を十分に回復することができます。しかし、見た目が金属っぽく、審美的な面での満足度は低いとされています。
3．ジルコニア
金属とセラミックの中間のような特性を持ち、強度と審美性を兼ね備えています。ジルコニアは、耐久性に優れており、自然な光の透過性も持っています。そのため、審美的な面と機能的な面の両方を充足させることができます。
以上が、歯の被せ物の土台が必要な理由と主な被せ物の種類についての説明になります。
被せ物ものは種類により自費治療になりますので歯科医とよく相談の上適したものを選んで下さい。
ほほえみ歯科
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