歯並びが悪いデメリットとは?
こんにちは。
マスク生活が続いていますが、いざマスクを外す時に歯並びが気になることはありませんか?
本日は、歯並びが悪いことで起こるデメリットについてお話しします。
歯並びが悪いことのデメリットは見た目だけではありません
矯正治療を考える方の多くは、見た目を気にされています。もちろん自信を持てるように、コンプレックスを解消するために矯正治療をすることは問題なく、むしろ決断力や行動力を称賛されるべきです。
一方で、世間の「歯列矯正=審美性の改善」という考え方には、少し違和感を覚えます。なぜなら、歯並びが悪いことの影響は審美面だけに留まらないからです。
歯並びが悪いことで起こるデメリット7つ
出っ歯、受け口、乱食い歯など、歯並びや噛み合わせが悪い状態を「不正咬合(ふせいこうごう)」と言います。不正咬合は、単に口元の審美性を損なうだけでなく、お口の健康に悪影響を及ぼし、お身体の不調の原因になるなど、放置することで多数のデメリットをもたらす恐れがあります。
虫歯や歯周病になりやすい
歯並びが悪いと、歯垢や歯石が溜まりやすく、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。日本人の不正咬合で1番多いのは歯がデコボコに生える叢生ですが、歯が重なり合っているため、ブラッシングによる歯垢の除去が非常に難しいのが特徴です。
口臭がきつくなりやすい
上顎前突(出っ歯)などきちんと口を閉じられない歯並びの場合、口呼吸になりやすく、口腔内が常に乾燥することになります。唾液には口の汚れを洗い流し、細菌の繁殖を抑える働きがあるため、口の中が乾燥していると口臭が強くなりやすいので要注意です。
特定の歯への負担増・歯の欠けや割れが起こる
不正咬合によって歯と歯が噛み合うところが限られていると、特定の歯に過剰な力がかかってしまいます。人間の噛む力は非常に強く、就寝中に歯ぎしりや食いしばりなどの行動がある場合は、更に歯に負担がかかっています。
過剰な負荷がかかった歯にはダメージが蓄積され、ある日、歯にひびが入ったり、欠けたりといった事態も起こり得るでしょう。
滑舌・発音への影響
サ行・タ行・ナ行・ラ行は、歯の裏側に舌をくっつけて発声しますが、歯のすき間から息が漏れてしまうような歯並びの場合、明瞭な発音が難しくなります。また、英語では「S」や「Th」などの発音に影響すると言われています。
消化器官への負担増
上下の歯が噛み合っていない歯並びは特に心配です。通常は唾液中に含まれる消化酵素と食べ物が混ざり合い、消化しやすい状態にしてから胃へ送られますが、噛み合わせが悪いと食べ物をしっかり噛み砕くことができず、唾液も十分に分泌されません。消化しにくい状態のまま嚥下されてしまと、胃や腸などの負担が増します。
顎関節症のリスク増加
顎関節症とは、顎関節や顎の筋肉に異変をきたし、口を開ける際にカクカクとした音や痛みが出たり、大きく口を開けるのが困難になる病気です。特に20代、30代の女性が発症する可能性が高いと言われています。
顎関節症の原因には様々なものがありますが、歯並びや噛み合わせの悪さもその1つです。
相談のみでも、お気軽にお問い合わせくださいね。