かみ合わせの習慣

◎正しい噛み合わせについてご存知ですか?

普段、みなさんが生活している中で、お口の中の歯の状態はどのようになっていますか?あまり意識されたことがない方もいらっしゃるかと思います。今回は、正しい噛み合わせについてご説明いたします。

本来、口を閉じた時に上下の歯の間には1ミリから2ミリほどのわずかな隙間があります。この状態であれば、歯や顎、筋肉に負担がかからずに良い状態と言えます。ここに負担がかかってしまうと痛みや違和感を感じてしまいます。

★噛み合わせによる影響は痛みだけではありません

実際に歯の噛み合わせが悪いことで、どんな影響があるでしょうか?あごや歯はもちろんのこと、実はその他の身体の部分にも影響してしまうこともあるのです。また、具体的な症状に関しても、「噛むと痛い」というだけではなく、様々な症状が考えられます。もし、以下の項目で当てはまる症状のある方は、一度診察を受けられることを推奨します。

◎あごや歯への影響

歯の噛み合わせが原因の1つとして考えられる病気があります。代表的なものとしてよく挙げられるのが「顎関節症(がくかんせつしょう)」です。一度は聞いたことがあるかと思います。顎関節症になると、あごの動作に関連する顎関節や食べ物を噛み砕くときに使う咀嚼筋に痛みが生じたり、あごを動かすときにカクカクと音が鳴ったりします。それにより、硬いものや大きいものが食べにくくなったり、そもそも口が開きにくくなったりするのです。また特定の歯の負担が大きくなることで、そこがすり減って痛んだり、知覚過敏になって冷たいものがしみたりするといった影響も考えられます。

◎全身への影響

歯の噛み合わせの問題は、口だけでなく身体全身に影響することがあります。歯の噛み合わせが悪いことによって身体全体の筋肉の均衡がくずれてゆがみが生じ、様々な症状を引き起こす可能性が指摘されているのです。

たとえば、口やあごの筋肉のゆがみが身体のいろいろな箇所の不調につながることもあります。姿勢が悪くなったり、しっかりと噛まずにものを食べるようになって、それが消化器官への負担となったりする可能性も挙げられます。さらに噛む力が低下することで、脳への刺激が少なくなるために、将来的には認知症への影響も出てくるでしょう。

このように歯の噛み合わせは口の中だけでなく、身体のいたるところに多くの悪影響を及ぼす可能性があります。一つでも心当たりのある方は一度診察を受けることをお勧めします。

◎当院は、土曜日・日曜日の診療も行なっております。

お仕事などで平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。

(祝日のみ休診日となります)


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