妊娠中の口腔内に起こる変化

こんにちは、ほほえみ歯科です。

本日は妊娠中、口腔内に起こる変化についてお話しさせていただきます。

以下に一般的な変化をいくつか挙げてみますが、個人によって異なる場合もあります。

  • 歯茎の腫れや出血: 妊娠中のホルモンの変化により、歯茎が腫れたり出血しやすくなることがあります。これは妊娠性歯肉炎と呼ばれ、歯周病の進行を促す可能性があります。適切な口腔衛生を維持し、歯科医師の指示に従うことが重要です。
  • 口内炎: 妊娠中に口内炎ができやすくなることがあります。これはホルモンの変化や免疫系の変化によるものです。通常は数週間で治癒しますが、痛みを軽減するために漱ぎ薬や痛み止めのジェルを利用することができます。
  • 味覚の変化: 妊娠中は味覚が変化することがあります。妊娠初期には特に、金属的な味や食べ物の好みが変わることがあります。これはホルモンの変化によるものです。
  • 唾液の増加: 妊娠中は唾液の分泌量が増加することがあります。これは妊娠ホルモンの影響によるもので、口の中を清潔に保つのに役立ちます。

これらの変化は一時的なもので、出産後には通常の状態に戻ることが多いです。しかし、妊娠中の口腔ケアは非常に重要です。適切な歯磨きや歯科医師の受診、バランスのとれた食事などを心掛けましょう。

さらに、妊娠中の歯科治療においては、いくつかの注意点があります。以下に気をつけるべきポイントをまとめましたが、具体的なケースによっては、専門家である歯科医師と相談することが重要です。

  • 歯科医師に妊娠の事実を伝える: 歯科医師には妊娠の事実を正確に伝えることが重要です。妊娠中には特定の治療方法や薬物の使用に制約がある場合がありますので、医師が適切な治療計画を立てるために必要です。
  • 妊娠初期の治療は控える: 妊娠初期(特に妊娠12週まで)は胎児の発育に重要な時期ですので、なるべく治療を控えることが推奨されます。ただし、緊急を要する場合や治療が不可避な場合は、歯科医師と相談して適切な判断を下すことが重要です。
  • レントゲン撮影の最小限化: レントゲン撮影は放射線を使用するため、妊娠中には最小限に抑えるべきです。ただし、症状の評価や治療計画に必要な場合は、歯科医師が適切な保護措置を講じて撮影することが重要です。
  • 安全な麻酔の使用: 歯科治療においては、安全な麻酔の使用が重要です。妊娠中でも一部の麻酔薬は安全に使用することができますが、歯科医師と相談し、妊娠に適した麻酔の選択を行う必要があります。
  • 歯磨きや予防ケアの重要性: 妊娠中は歯周病や歯の問題が起こりやすくなるため、適切な口腔衛生ケアが重要です。定期的な歯磨きやフロスの使用、口腔洗浄剤の使用など、歯科医師の指導に従って適切な予防ケアを行いましょう。

妊娠中の特別なケアや処置が必要な場合は、歯科医師と相談することをおすすめします。

◎当院は、土曜日・日曜日の診療も行なっております。

お仕事などで平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。

(祝日のみ休診日となります)

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