小児歯科でできること

★小児歯科とは?

小児歯科は、乳幼児期から青少年期までの子どもの口腔健康を専門に扱う歯科医療の一分野です。小児歯科の目的は、子どもたちが健康な歯と口腔を持つことを支援し、将来の健康につながる生活習慣を育むことにあります。

小児歯科においては、乳歯から永久歯への生え変わりや、歯並びの発育・成長など、子どもの歯や口腔の発達についての知識が求められます。また、子どもたちが歯医者さんを怖がることが多いため、子どもの心理に配慮しながら、優しい治療を提供することも大切です。

★主な小児歯科の治療内容は?

虫歯予防のためのフッ素塗布やシーラント処置、歯並びを改善するための矯正治療、むし歯治療、歯周病治療、口腔外科的治療などがあります。小児歯科は、子どもたちの歯と口腔の健康を長期的に支援するために、歯科医師、歯科衛生士、保健師、栄養士などの専門家と協力しながら、総合的な治療や予防の取り組みを行っています。

シーラントとは、歯の溝や隙間に薄い樹脂を塗布することで、虫歯予防をする歯科治療法のことを指します。シーラントは、主に奥歯の咬合面に生じる溝や隙間に塗布され、そこに蓄積する食べかすや細菌を防ぐことができます。シーラントは、虫歯の原因となる食べかすや細菌が付着しやすい奥歯の溝や隙間に塗ることで、汚れや細菌の侵入を防ぐことができます。特に、子どもの奥歯は歯の形状や噛み合わせが複雑で、歯ブラシではなかなか届かないため、虫歯になりやすい部位です。そのため、子どもの歯にシーラント処置をすることで、虫歯予防につながります。

シーラント処置は、簡単で痛みも少ない治療法です。まず、歯の表面を清掃し、シーラント剤を塗布します。その後、特殊な光を照射することで硬化させ、密着させます。シーラント処置は、保険適用外の自費治療となる場合が多いですが、子どもたちの健康な歯と口腔を維持するために、虫歯予防に取り入れられることがあります。

フッ素は、歯の表面に付着した酸によって溶け出されたミネラルを補充し、歯を強くする効果がある元素です。歯科医療においては、フッ素を利用して虫歯予防や歯の再石灰化を促すための治療法があります。

フッ素の治療法には、フッ素塗布やフッ素配合の歯磨剤、飲料水中のフッ素添加などがあります。フッ素を塗布する場合は、専用のフッ素溶液を歯の表面に塗布して、数分間放置することで、歯の表面にフッ素が浸透します。フッ素を摂取する場合は、歯磨剤やマウスウォッシュ、飲料水中のフッ素添加などがあります。

フッ素は、歯の表面に付着した酸によって溶かされたミネラルを補充するため、虫歯予防や歯の再石灰化を促す効果があります。また、フッ素は細菌の繁殖を抑制する効果もあるため、歯周病の予防にも役立ちます。

しかし、過剰にフッ素を摂取することは、歯の表面に白い斑点が現れるフッ素過剰症を引き起こす場合があります。そのため、フッ素の摂取量には適切な範囲があり、歯科医師の指導のもと、適切な量を摂取するようにしましょう。

◎当院は、土曜日・日曜日の診療も行なっております。

お仕事などで平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。

(祝日のみ休診日となります)

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