歯周病と健康的な食事

こんにちは、ほほえみ歯科です。

今回は、歯周病と健康的な食事のつながりについてお話しします。

歯周病は?

歯周病は、口内の細菌がプラークや歯石として歯に蓄積し、歯肉と歯の間に炎症を起こす状態です。初期段階では歯肉炎と呼ばれ、歯肉が赤く腫れたり、歯磨き時に出血するなどの症状が見られます。放置すると、症状は進行し歯周病へと進行します。歯周病では、歯肉と歯の間にポケットが形成され、さらに細菌が蓄積します。最終的には、骨や組織の破壊を引き起こし、歯が抜け落ちる可能性もあります。

歯周病の主な原因は口腔内のプラーク蓄積ですが、その他にも遺伝、喫煙、不適切な栄養、ストレス、糖尿病、妊娠、パブリックヘルス問題、特定の薬剤使用がリスクを高めます。

歯周病の予防

適切な口腔衛生: 毎日2回、2分間のブラッシングと、特に夜間のフロッシングは不可欠です。これにより、口内のプラークを取り除き、歯石の形成を防ぎます。

定期的な歯科検診とクリーニング: 定期的なメンテナンスにより、プラークや歯石を効果的に取り除き、早期の歯肉炎を検出することができます。

健康的な食事: バランスの取れた食事は、免疫系を強化し、細菌感染に対する抵抗力を高めます。

喫煙の中止: 喫煙は口腔内の血流を阻害し、歯肉炎の治癒を阻害します。

疾病の管理: 糖尿病や他の全身疾患が適切に管理されていることを確認します。

これらを実践することで、歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

歯の健康と食事

歯の健康は食事と密接に関連しています。食事がバランスを欠いていると、歯のエナメル質が弱くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。以下に、歯の健康を維持するための食事についての基本的なことを何点かお伝えいたします。

カルシウム: 歯と骨を強くするためにはカルシウムが必要です。乳製品、アーモンド、豆類、葉酢などの食品には豊富なカルシウムが含まれています。

ビタミンD: 体がカルシウムを吸収するためにはビタミンDが必要です。日光浴をすると体が自然にビタミンDを生成しますが、魚、卵、牛乳などの食品からも摂取することができます。

リン: リンもまた、歯と骨を強くするために必要です。肉、魚、豆類にはリンが豊富に含まれています。

ビタミンC: 歯肉の健康を維持するためにはビタミンCが必要です。ビタミンCは、柑橘類、キウイ、パプリカ、ブロッコリーなどの食品に豊富に含まれています。

水分と唾液の生産: 水分は口内を湿らせ、唾液の生産を促進します。唾液は口内を清潔に保ち、食物の残りかすを洗い流し、歯を再石灰化するのに役立ちます。

また、以下の点に注意することも重要です。

砂糖の摂取を制限する: 砂糖は口内細菌のエネルギー源であり、これらの細菌は酸を産生し、歯のエナメル質を侵す可能性があります。そのため、砂糖の摂取を制限し、特に飲み物に含まれる砂糖に注意することが重要です。

酸性の飲食物を避ける: 酸性の飲食物は歯のエナメル質を侵す可能性があります。レモン、オレンジ、コーラなどの酸性飲食物を摂取した後は、少なくとも30分間は歯を磨かないようにしましょう。

◎当院は、土曜日・日曜日の診療も行なっております。

お仕事などで平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。

(祝日のみ休診日となります)

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