歯槽膿漏

こんにちは、ほほえみ歯科です。歯槽膿漏(しそうのうろう)という言葉を聞いたことはありますか?本日は、歯槽膿漏についてお話しします。

歯槽膿漏は、歯を支える組織に炎症が生じる病気です。原因は、細菌が歯の周りに付着したプラーク(歯垢)が硬化してできる歯石や、細菌が歯周ポケットに侵入して炎症を起こすことによります。歯槽膿漏は、歯周病の一種で、歯周炎が進行した状態です。歯周炎は、歯周ポケットの炎症が歯肉にとどまる一方、歯槽膿漏では、炎症が歯槽骨や歯周組織にまで広がります。これにより、歯槽骨が破壊され、歯が抜け落ちることがあります。

歯槽膿漏の症状には、以下のようなものがあります。

・歯肉の腫れや赤み

・出血(歯磨き時や食事中)

・口臭

・歯が緩んでくる感覚

・歯周ポケットの深化

◎歯槽膿漏の治療は、歯周病の進行度や患者の全身状態によって異なりますが、一般的に以下のような治療が行われます。

・プロフェッショナル・クリーニング

歯科医師や歯科衛生士が、歯石やプラークを除去します。

・スケーリング&ルートプレーニング

歯周ポケットの掃除や歯根面の滑らかにする治療です。

・歯周外科

重度の歯槽膿漏の場合、歯周外科が必要になることがあります。

・抗生物質

感染がひどい場合、抗生物質が処方されることがあります。

歯槽膿漏を予防するためには、適切な口腔ケアが重要です。歯磨きやデンタルフロスを使ったクリーニング、定期的な歯科検診やプロフェッショナル・クリーニングが効果的です。

    ★適切な口腔ケアは?

    適切な口腔ケアは、健康な歯と歯茎を維持し、歯周病や虫歯を予防するために重要です。以下の方法で、口腔ケアを行ってください。

    ・歯磨き

    最低でも、1日2回(朝と寝る前)の歯磨きを習慣にしましょう。歯ブラシは適度な硬さのものを選び、歯歯茎の境界に歯ブラシを当てて、やさしく磨きます。歯磨き粉はフッ素入りのものがおすすめです。

    ・デンタルフロス

    歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯と歯の間にたまった食べ残しやプラークを除去しましょう。1日1回の使用が望ましいです。

    ・舌クリーニング

    舌にも細菌が付着するため、舌ブラシや歯ブラシで舌を磨くことも重要です。

    ・口内洗浄剤

    口内洗浄剤を使用することで、口の中の細菌を減らし、口臭を予防することができます。ただし、口内洗浄剤は歯磨きの代わりではないため、歯磨きと併用しましょう。

    ・定期的な歯科検診

    6ヶ月に1度程度の歯科検診を受け、歯周病や虫歯の早期発見・治療を行いましょう。また、プロフェッショナル・クリーニングを定期的に受けることで、歯石やプラークを除去し、歯周病を予防できます。

    ・健康的な食生活

    砂糖や酸性の飲み物の摂取を控えることで、虫歯のリスクを減らすことができます。また、ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物を摂取し、全身の免疫力を高めることも重要です。

    適切な口腔ケアを行うことで、歯周病や虫歯を予防し、健康な歯と歯茎を維持することができます

    ◎当院は、土曜日・日曜日の診療も行なっております。

    お仕事などで平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。

    (祝日のみ休診日となります)

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