被せ物をした歯が痛むのはどうして?
以前に虫歯は治したはずなのに、、、詰め物をした歯が痛むなんてことはありませんか?治療してすぐに痛みが出るのではなく、治療を終えてからしばらく経って痛みだすケースもあり、原因が分からず不安を感じる方も少なくありません。この場合の痛みの原因は一つではありません。治療が必要な場合も多く、放置すると悪化してしまうケースもあります。まずは自分の歯に何が起きているのかを知ることが大切ですね。
「被せものがあっていないのかも?」
歯を治したばかりの時に感じる痛みの正体は、被せ物が入ったことによる違和感から起こっていることもあります。特に、噛み合わせの高さは食事した際に気になることがあります。被せ物は隣の歯と隣接している為、被せ物が入ったらきつく感じてしまいます。また、金属の被せ物の場合は熱が伝わりやすくなりますので、熱いものや冷たいものがしみることもあります。圧迫感や高さが気になる場合は治療してもらった歯科医院で相談することをおすすめします。
「虫歯が進行しているかも?」
被せ物をしてからしばらく時間が経って感じる痛みの原因は、虫歯かもしれません。被せ物をしているのに虫歯になる原因は、被せ物を接着しているセメントが劣化してその隙間から虫歯になってしまうことや、虫歯の削り残しがあるケースもあります。治療から時間が経っているが最近になって鈍い痛みやズギズキする痛みは、虫歯が進行して神経を刺激しているのかもしれません。
「歯根が破折しているのかも?」
食事の時だけ痛む、という場合は歯根が折れていることが考えられます。歯根が折れる原因は、転んだりぶつけたりといった外的要因だけでなく、神経を取って歯がもろくなってしまい知らない間に割れていることもあります。特に、最初は知覚過敏のような痛みから始まり、固いものを食べて痛むという場合は可能性が高いため、早めに歯科医院を受診しましょう。
「市販の痛み止めで一時的に痛みを抑えることもできます」
痛みが発生したら1日に2回まで、4時間以上あけて服用します。ただし、痛みが強い方は1日3回まで服用可能です。また、稀に頓服後も痛みが続く場合があります。歯根が膿んでいて炎症が強い可能性があるため、その場合は早急に受診しましょう。
「冷やして一時的に緩和させる」
歯が痛むときに氷を口に含んで患部を直接冷やそうとする方法がよく取り上げられていますが、虫歯になっている場合は冷たいものは余計に痛みが増してしまいますので、直接冷やすのではなく、頬に冷えピタを貼るなどして痛みを和らげる方法にしましょう。神経が炎症を起こしている場合は患部を直接冷やすことで一時的に痛みが和らぎます。この場合は重度の状態であると考えられますのですぐに受診する必要があります。
ご不安な点は、いつでもお気軽にご相談くださいね。