親知らずの抜歯基準について
こんにちは、ほほえみ歯科です。
これまでに親知らずを抜いた経験はありますか?当院でも、「親知らずを抜いた方がいいですか?」といったご質問を診察時に頂くことがあります。実際のところ親知らずをそのままにしていたら、急に痛みが出てすごく腫れたという話を聞いたことがあるかもしれません。
その一方で、実際に親知らずを抜いた後、今度は痛みや腫れが引かずとても大変だった、という体験談を耳にすることもあるかと思います。このように色々な話を聞く中で、どうしたらいいか悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。本日は親知らずの抜歯についてご説明します。
まずは、親知らずについてご説明します。親知らずは大臼歯の3番目に萠出する歯牙のことです。一番奥に位置します。歯科用語では智歯とも呼ばれますが、永久歯の中で一番最後に成長・萌出する歯です。10代後半から20代にかけて生えてくる、少し特殊な歯でもあります。
一般的には、上下顎各1本ずつ、計4本ある親知らずですが、個人差が大きく、先天的に親知らずがない方や、4本揃わない方もいます。
では、親知らずが関係して起こる問題とはどのようなものでしょうか?親知らずの問題の多くは、その萠出に起因するのがほとんどです。生える場所が不足していて、まっすぐ垂直に萌出せずに、全体が歯茎に埋まった状態や傾いて萌出する症例が多くみられます。
「親知らずを抜いた方が良いのはどんなケース?」
・少しだけ生えていたり、横に生えている場合。さらに日々のケアが行き届かず虫歯になる可能性が高い場合
・親知らずが横(水平)に生えていて他の歯を押して痛む可能性や、他の歯に悪影響を与える可能性がある場合
・親知らずが虫歯や歯周炎に罹患している場合
「抜歯後はどのようなリスクがある?何を気をつけると良い?」
◎痛み
実際の抜歯では麻酔が効いているので、痛みを感じることはほとんどありません。ただ、麻酔が切れてからは痛みを感じます。歯肉を切開し、歯を抜き、傷口を縫合するので痛むのは当然のことです。痛みを感じた時は我慢せずに痛み止めを服用することで、ある程度は痛みを抑えることができます。処方されたお薬を正しく飲みましょう。
◎腫れ
一般的に、腫れは術後2~3日でピークを迎えます。個人差や親知らずの状態により異なりますが、通常は徐々に腫れが引き1週間~10日後にはほとんどなくなります。痛み・腫れの影響で術後すぐは通常の食事を摂るのが難しいかもしれませんので、やわらかくて咀嚼しやすい食事を摂るようにして下さいね。
「抜歯後の注意」
・刺激の強い食べ物や、やけどをするような熱い食べ物はさけて下さい。
・飲酒・喫煙・運動は24時間さけて下さい。
・抜歯当日の入浴はさけてください。ただしシャワー程度ならかまいません。
・抜いた所を指や舌で触らないでください。抜歯した後に傷口の塞がりが悪い場合があります。
◎当院は、土日の診療も行なっております。
平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。
(祝日のみ休診日となります)