様々な口内炎の原因
口内炎は多くの人が経験しています。口内炎がひどくなると痛みが強くなり、食事を摂るのも困難になることがあります。適切な対処によって、効果的に改善させることが大切でしょう。
口内炎の原因と種類
口内炎の原因はさまざまで、主な原因は以下の通りです。
・疲労やストレスによる免疫力の低下
・睡眠不足、栄養不足
・ウイルスや細菌などの感染
・外傷・熱傷、薬による刺激
疲労やストレスが原因の「アフタ性口内炎」
口内炎の中で多いのが、ストレスや疲労により免疫力が低下してできる「アフタ性口内炎」ですが、はっきりとした原因はわかっていません。栄養バランスの乱れ、睡眠時間の不足なども、アフタ性口内炎ができる原因となります。アフタ性の口内炎は一般的に10日程度で治癒しますが、なかなか治らない場合は、アフタ性口内炎ではなく、別の病気である可能性もあります。口内炎が長期的に消えない、または何度も繰り返すという場合には、病院で診てもらうと安心でしょう。
何らかの外傷が原因の「カタル性口内炎」
カタル性口内炎とは、外傷や熱傷などによりできる口内炎です。頬の内側を噛んでしまった場合、合わない被せ物・入れ歯や矯正装置が粘膜に触れてできた傷や、熱・薬品などによる刺激などが原因となります。
被せ物や入れ歯が合っていない場合は調整するか、新しく作りなおします。
さまざまなウイルスが原因の「ウイルス性口内炎」
ウイルスが原因で口内炎ができることもあります。原因となるウイルスには、カンジタ菌や単純性ヘルペスウイルスなどがあります。ウイルス性口内炎は、粘膜に小さな水ぶくれができ、破れると潰瘍ができます、他の口内炎に比べて痛みが強く、発熱や倦怠感を伴う場合があります。
ウイルス性口内炎ができると、食事を摂取することが困難になりますので、水分摂取をしっかり行うことが必要となります。原因となるウイルスや細菌により治療法は異なりますが、異常が疑われる場合には、重篤化する前に歯科を受診しましょう。
「口内炎の予防方法は?」
口内ができる原因は様々ですが、栄養バランスの取れた食生活を心がけること、十分な睡眠をとること、口の中を清潔に保つことなどが大切でしょう。
口内炎になりにくい栄養バランス
栄養が偏ることで口内炎のリスクが高まります。皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンCなどが不足すると、口内炎になりやすいと言われています。口内炎予防のため、栄養バランスがとれた食事を心がけることが大切です。
・ビタミンB2が多い主な食品
・ビタミンB6が多い主な食品
・ビタミンCが多い主な食品
・口内炎になりにくい栄養バランス
免疫力を高めるには?
疲労やストレスは免疫力を低下させます。心身ともに休養を取り、疲れをためないようにすることが大切でしょう。
口腔内の乾燥予防が大切
口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなるだけでなく、口腔内の免疫力が低下してしまいます。水分補給を心がけ、唾液の分泌量が増えるように食事の際はよく咬むことを心がけましょう。