生活習慣病と歯周病の関係性

こんにちは。ほほ笑み歯科です。

今回は生活習慣病と歯周病の関係性についてお話しします。

『生活習慣病の改善が歯周病悪化を防ぐ!』

と、言われていることはご存知でしょうか?

「生活習慣病とは?」

生活習慣病とは、毎日の生活習慣が発症や進行に関与する疾患群です。

生活習慣には食事や運動の習慣を始め、喫煙・飲酒・睡眠といったさまざまな日々の習慣が含まれます。

生活習慣病は、以前は成人病と呼ばれていました。肥満や高血圧などが原因となり、

年齢を重ねることで生活習慣病は発症し、進行すると考えられていたからです。

しかし、子どもであっても生活習慣によっては発症することがわかったため、

最近では生活習慣病と呼ばれています。

生活習慣病によって動脈硬化を引き起こすと、心臓や脳などの重大な疾患につながる恐れがあります。

そして、生活習慣病は発症しても自覚がなく、

診断を受けたときには症状が進行しているケースが少なくありません。

健康診断や診察を受けた際に生活習慣病と診断される異常値であっても、

自覚症状がないため予防や治療といった行動を起こさない人もいるでしょう。

生活習慣病を予防するためには、症状の有無に関わらず、

健康的な生活習慣を身につけることが重要です。そうすることで、

生活習慣病を起因とする重大な疾患の予防にもつながります。


「歯周病の予防」

ブラッシングが歯周病予防の第一条件ですが、

他にも気をつけて欲しい事がたくさんあります。

○軟らかい物ばかり食べない

軟らかい食べ物はカスが菌につき、プラークが形成されやすくなります。
歯ごたえのあるものや、食物繊維の多く含まれたものをしっかると噛んでたべましょう。


○糖分を取り過ぎない

大人だけではなく、子供にも歯周病が多く見られます。

子供は、特に砂糖が多く含まれているお菓子や清涼飲料水などを摂り過ぎる傾向があります。

これは、むし歯にもよくありません。


○タバコは吸わない

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病にかかりやすくなっています。

これはニコチンなどの作用によって、血液の流れが悪くなり細菌と戦う働きが弱くなるからです。


○ストレスをためない

ストレスは歯ぎしりのもとになり、歯ぎしりは歯周病を悪化させます。

また反対に、歯周病が歯ぎしりのもとにもなります。

自分では気がつかない歯ぎしりにも、家族は注意をはらいましょう。


○両側の歯で噛む

片側の歯ばかりで噛んでいると、噛んでいる側の歯は汚れが自然に落ちますが、

あまり噛まない側の歯にはプラークがたまりやすくなります。

意識して両側の歯で噛みましょう。


○口呼吸の習慣をやめる

口呼吸は、口腔内が乾燥しやすくなるので、細菌に感染し炎症を起こしやすくなります。

耳鼻咽喉の病気のある人は、治療ね必要がありますが、

口呼吸のくせのある人は直すように心がけましょう。


これらの症状は歯周病の兆候ですので、

気になる方は一度診察を受けられることをお勧めいたします。

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