歯の磨きすぎにご注意⚠️
こんにちは。ほほえみ歯科です。
虫歯や歯周病を予防するために、毎日一生懸命歯を磨いているという方もいるでしょう。
歯磨きをサボってしまうのは考えものですが、実は歯の磨きすぎもさまざまなトラブルを引き起こしてしまうのです。
歯を磨きすぎてしまうことを「オーバーブラッシング」と呼んでいます。
過剰な力がかかりすぎた不適切なオーバーブラッシングは、歯と歯ぐきにダメージを与えてしまいます。オーバーブラッシングにより起こってしまうトラブルについて説明します。
■歯ぐきにみがき傷がつく(擦過傷)
■歯ぐきが削れる(歯肉退縮)
■歯の根の表面が削れ凹む(歯の摩耗)
■歯がしみやすくなる(象牙質知覚過敏症)
■歯ブラシの毛先が1−2週間で開いてくる
オーバーブラッシングは、歯磨きの意識が高い方だけに起こる問題というイメージですが、実はそうでもありません。
適切に歯に当てられておらず、あまりうまく歯磨きができていない方でも、過剰な強い力で、豪快で不適切な動きで歯磨きをすれば、オーバーブラッシングになることがあるのです。
また、右利きの人は右側の外側(頬側)の面を強く磨きがち、内側(舌側)の面は歯ブラシを当たりづらいなどの傾向があり、お口の中の部位によってもオーバーブラッシングとアンダーブラッシングが「まだら」に混在しています。
誰にでも起こる可能性があるオーバーブラッシング。
歯や歯ぐきのトラブルにつながるので、ぜひ防ぎたいところです
それでは、どのように歯を磨いたら、オーバーブラッシングを防ぐことができるのか「歯磨きのコツ」を説明していきます。
① 歯ブラシの持ち方は「ペングリップ」
歯ブラシの柄を「グー」で握ると、力が入りすぎ、また細かい動きが難しくなります。
歯ブラシはえんぴつを持つように「ペングリップ」で持つと、適度に力が抜け、また細かく動かしやすくなります。
② 歯1,2本ずつ細かく磨く
歯ブラシの動かし方は、歯を1−2本を磨く細かい動きで。
豪快にシャカシャカ音がなるくらい大幅に動かすのはやりすぎで、
音の割にプラークが取れませんし、オーバーブラッシングとなります。
③ 歯ブラシの硬さは「やわらかめ」か「ふつう」を選ぶ
歯ブラシの毛の硬さは、
「やわらかい」
「ふつう」
「かたい」
がありますが、「かたい」は相当磨く力が弱い方以外はオススメしません。
さらに、毛足の長いハブラシや、極細毛のハブラシを選ぶと、よりソフトな力で当たるようになります。
④ 歯磨きの回数は1日2〜3回まで
オーバーブラッシングといえば、力に注目されがちですが、みがく回数も注意したいです。
磨く回数が多すぎるとそれもまたオーバーブラッシングになってしまうのです。
むし歯・歯周病の原因であるプラークは、1日2−3回のブラッシングで十分にとることができます。
以上、オーバーブラッシングを防ぐコツを紹介しました。
当院ではブラッシングの指導や、診察時に、オーバーブラッシングの兆候が歯や歯ぐきにあらわれていないかをチェックすることができます。
オーバーブラッシングを防ぎつつ、しっかり歯磨きして毎日楽しくすごしましょう!