乳歯の抜けるタイミング
こんにちは、ほほえみ歯科です。子供の乳歯はいずれ抜けて永久歯へと生え変わります。
では、その違いやタイミングはどうでしょうか?
★乳歯とは
乳児期から幼児期にかけて生える歯のことで、全て20本あります。一般的に、生後6ヶ月頃から生え始め、2歳から3歳頃までに全て生え揃います。乳歯は、永久歯と比べると小さく、歯冠と歯根が短い特徴があります。
乳歯は、永久歯の基礎を作り、歯並びを整え、発音や咀嚼などの機能を発達させる重要な役割を持っています。また、乳歯は永久歯の生え変わり前に脱落し、永久歯が生えるためのスペースを確保する役割もあります。
乳歯は、虫歯にかかりやすく、虫歯が進行すると、歯を失う原因になります。乳歯の虫歯は、歯磨き不足、食生活、口腔内の細菌などが原因となります。乳歯の虫歯は、痛みや腫れ、出血などの症状が現れる場合があります。虫歯が進行すると、根の先まで感染が及び、歯の抜歯が必要になることがあります。
乳歯の健康を保つためには、歯磨き、食生活、定期的な歯科医院での健診が大切です。乳歯は、歯ブラシで優しく歯磨きし、間食を控え、砂糖の多い飲み物や食べ物は控えるようにしましょう。また、定期的な歯科医院での健診とクリーニングを受けることで、虫歯の早期発見と予防ができます。
★永久歯とは
乳歯が脱落した後に生えてくる歯で、全てで32本あります。乳歯とは異なり、一生涯使い続ける歯であるため、適切なケアが必要です。
永久歯は、乳歯と比べると歯冠が大きく、歯根も長く、歯肉としっかりと結合しているため、乳歯よりも強度があります。永久歯は、乳歯の生え変わりが進む頃から徐々に生え始め、18歳頃までに全て生え揃います。永久歯は、前歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の4種類に分類され、それぞれ噛む、切る、引っ張る、砕くなどの役割があります。また、永久歯は、口腔内の機能だけでなく、見た目や笑顔の印象にも大きな影響を与えます。
永久歯は、虫歯や歯周病にかかりやすく、不適切なケアや食生活、遺伝などが原因となります。虫歯が進行すると、神経が痛んだり、歯髄炎、歯周炎、歯根膜炎などの病気を引き起こすことがあります。また、歯周病が進行すると、歯を支える骨が破壊され、歯が抜け落ちることがあります。
永久歯の健康を保つためには、適切な歯磨き、フロス、うがい、健康的な食生活、定期的な歯科医院での健診やクリーニングが重要です。また、歯医者に定期的に通い、早期発見と早期治療が必要です。
★乳歯が抜けるタイミング
個人差がありますが、一般的には以下のような時期になります。
前歯の乳歯:約6〜8歳頃に生え変わる。 犬歯の乳歯:約9〜12歳頃に生え変わる。 小臼歯の乳歯:約10〜12歳頃に生え変わる。 大臼歯の乳歯:約10〜13歳頃に生え変わる。
ただし、個人差が大きく、生え変わる時期にはそれぞれ違いがあります。また、乳歯が永久歯に生え変わるまでの期間も、個人差があります。乳歯が抜けるタイミングに関係なく、乳歯が抜け落ちた後は、永久歯が生えてくるまでの期間、乳歯の欠損部分に仮歯が生えてきます。乳歯の欠損部分に仮歯が生えている間は、適切なケアをして、仮歯を健康に保つことが大切です。
◎当院は、土曜日・日曜日の診療も行なっております。
お仕事などで平日のご来院が難しい方もお気軽にお問い合わせください。
(祝日のみ休診日となります)